無理しないから続けられる!「ロカボスイーツ」で美味しく楽しく糖質オフダイエット♪【作ってみた】

食・料理

更新日:2017/10/17

『低糖質のお菓子づくり』(プレジデント社)

 ただ今糖質オフダイエット中の人も、たまには甘いスイーツを食べたくなりますよね。でも砂糖を使ったものは糖質オフの敵だ! と思って、なかなか手が出せなかったりしませんか? 実は材料を工夫すれば、安心して食べられるスイーツがたくさんあるんです。『低糖質のお菓子づくり』(プレジデント社)では、美味しい糖質量10g以下のスイーツレシピが紹介されています。しかもあのdancyuのムック本で、糖尿病に詳しい医学博士監修でのレシピなので、安心して食べられること間違いなしです。そこで本書の中から、簡単に作れるスイーツ3品を実際に作ってみました。

■しっとり濃厚な「バターケーキ」(P.34)


 ボウルにバター、ラカントS、塩を入れてゴムベラで混ぜます。ここに、はちみつ、溶き卵を加えてさらに混ぜたら、薄力粉、粉類を合わせたものをふるい入れ、なめらかになるまで混ぜます。この生地を型に流し入れ、上にスライスアーモンドをのせたら160度に余熱したオーブンで40分焼けば完成です。

 1品目は、通常であれば高糖質イメージが強いバターケーキです。そんなバターケーキが、砂糖や粉類を低糖質な材料に置き換えるだけでグーンと糖質量は下がり、なんと1切れたったの3.3gに。でも、たっぷりのバターは使っているので、食べてみるとしっとりした食感はそのままに、アーモンドの香ばしい香りがふわっと広がり、ロカボスイーツとは思えないほどの仕上がりでした。日持ちもするので、プレゼントにもぴったりですよ。

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■ツルンとした食感が気持ちいい「抹茶寒天」(P.87)


 鍋に水と粉寒天を入れて混ぜながら加熱します。ここにラカントSを加えさらに加熱したら、水で溶いた抹茶が入ったボウルの中に入れ、冷水にあてて粗熱を取ります。これを容器に流し入れて冷蔵庫で2時間ほど冷やし、最後にラカントSと水を煮溶かしたシロップをかければ完成です。

 2品目は、ツルンとした食感で、のどごし抜群な和スイーツです。和スイーツというと、もともとヘルシーで低糖質なイメージがあるかもしれませんが、意外と砂糖をたっぷり使っているものもあり、気がついたら高糖質だったということも…。でも、ここでは砂糖と同等の甘さを感じられるのに低糖質なラカントSに置き換えることで、甘みはそのままに一皿あたり糖質量0.1gと、ダイエット中には嬉しすぎるスイーツになりました。甘さの中に抹茶のほろ苦さもあって、食べたあとはスッキリ。混ぜて冷やすだけなので、スイーツ作り初心者の人でも簡単に作ることができますよ。

■サクッカリッとした食感が楽しい「プレーンバタークッキー」(P.96)


 ボウルにバター、ラカントS、塩を入れて練り混ぜ、溶き卵を加えてさらに混ぜます。ここに合わせた粉類をふるい入れ、アーモンドスライスも加えてよく混ぜます。この生地を棒状にしてラップで包み、冷蔵庫で2時間冷やしたら、7mm幅に切ってオーブンペーパーを敷いた天板の上に並べ、160度に余熱したオーブンで18分焼けば完成です。

 3品目は、小腹が空いた時にパクッとつまみやすいクッキーです。クッキーも材料によっては高糖質になりがちですが、ここでは薄力粉は最小限に抑え、代わりにココナッツパウダー、大豆粉、アーモンドパウダーなど低糖質なものを使うことで、1枚あたり1.2gまで糖質量を抑えることが可能になりました。また、アーモンドスライスを混ぜ込んだことで、カリッとした食感も加わり、1枚でも満足感のあるクッキーに。今回のクッキーは、アイスボックスクッキーと言って、生地を冷凍保存しておくこともできるので、食べたくなったらすぐに焼けますよ。こちらも、可愛らしくラッピングすればステキなプレゼントに。

★低糖質食材を把握して、作りおきおかずを作っておけば無理なくダイエットを続けられる!

 今までの「高カロリーなものを控える」というカロリー制限ダイエットの考え方をみごとに覆した「糖質オフダイエット」。とはいえ、最初のうちはなかなかどれが高糖質、低糖質なのかの判断が難しいところで、これはやっていくうちに自然と覚えるしか仕方ありません。ただ、これが分かればその食材を使ったおかずを作りおきしておくことで、一気にこのダイエットの継続性は高まります。皆さんも「作りおき糖質オフおかず」でやせぐせがついた体を作っていきませんか? 少しごはんを我慢してもその満足感にびっくりすること間違いなしですよ。

文=JUNKO