赤ちゃんが急に下痢! まさかO-157!? ウイルス性胃腸炎も増える季節、「急いで受診」の目安は…?

出産・子育て

2017/10/20

 新米ママにとって、赤ちゃんの頃の病気は一大事。特に冬に向かうこれからの季節は、下痢をするとノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎が心配です。最近は「O-157で死亡」などというニュースを見ることもあり、「まさか!?」とドキッとしてしまいますよね。

 でも、実は赤ちゃんの下痢で緊急を要するケースはあまりありません。基本的には家で様子を見ていていいのですが、次のような症状があったら病院を受診しましょう。

・下痢とともに熱がある
・下痢に加えて、いつもよりも機嫌が悪い
・下痢が1週間以上続いている


■要注意なのは「ぐずるのと泣きやむのを繰り返す下痢」

 下痢とともに熱がある場合は、ロタウイルス性胃腸炎のような感染症の可能性があります。また、1週間以上続く下痢は、乳糖をうまく消化吸収できなくなる乳糖不耐症の可能性が。

 機嫌が悪いのも受診が必要ですが、中でも特に、「ぐずる」のと「泣きやむ」のをくり返す場合は要注意。腸重積という、腸閉塞を起こす病気かもしれません。ほうっておくと腸が壊死してしまうことも! 診療時間にかかわらず、急いで受診しましょう。


■下痢やおう吐による脱水で命を落とすことも

 冬にはやるウイルス性胃腸炎は、下痢だけでなく吐いてしまうこともあります。体からたくさんの水分が奪われることで起きる脱水は、とてもこわいもの。重症になると意識障害や腎不全を起こし、死に至るケースもあります。初期の脱水は「唇がかわく」「よだれが出ない」などですが、「おしっこの回数や量が減る」「元気がなくウトウトする」などの様子が見られたら症状が進んでいる証拠。様子がおかしい時は診療時間を待たず、夜中なら救急外来へ行くなどしましょう。


■下痢のときのおしり洗いは脱脂綿で

 また、気をつけてあげたいのが肌荒れ。下痢でおしりが汚れていると肌トラブルの原因になります。汚れはしっかり落としてあげたいですね。荒れぎみの肌になるべく刺激を与えないよう、おしりふきナップではなく、座浴やシャワーで汚れを落としましょう。



 座浴で汚れを落とす場合、ガーゼは意外と肌当たりが強く、刺激になることがあります。最も刺激が少ないのは脱脂綿。たっぷりとぬるま湯を含ませましょう。


 ボトボトとたれるほどぬるま湯を含ませた脱脂綿で、おしりをなでるようにします。やさしくふき洗いして、汚れを流します。


 汚れがきれいに落ちたら、湿ったままにならないようによく乾かします。やわらかいタオルで押すように水分をとりましょう。ゴシゴシ拭くのはNGです。


■すぐに受診が必要な、深刻な状態を見逃さないで!

 赤ちゃんは病気をしながら少しずつ丈夫に育っていくもの。下痢も、そんなトラブルのひとつです。あわてずに正しいホームケアをしてあげてください。そしてまた、深刻な病状になっていることを見逃さないようにしたいですね。

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