これぞiPadのための電子書籍! パノラママガジン「panologue」

2012/2/8

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ハード : iPad 発売元 : Northern Lights
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:0円

※最新の価格はストアでご確認ください。

“panologue(パノローグ)”とは、iPadを活用した新しい形態の電子マガジン。
公式サイトによれば、「iPadで見る・読む・聴く“グラフ誌”」とのこと。このキャッチだけを読むと、他の電子書籍とどう違うのか? という疑問が起こりそうだが、そう思った人はとにかくこの創刊準備号をダウンロードし、起動して欲しい。おそらく誰もが、瞬時に他との違いがわかることと思う。

画面構成の基本は写真画像+記事文章枠。ここまでは普通なのだが、しばらくすると驚いたことに画像がゆっくり右回りを始める。その動きの滑らかさは圧倒的な美しさを兼ね備えていて、しばらく見とれてしまうほど。

この作品に掲載されている写真のほとんどが360°のパノラマ画像。自動回転だけでなく、スワイプ・ピンチといった通常のiPad操作アクションで任意の回転や拡大縮小もできる。天地のパノラマも生きてるから、目線位置の変更も可能。このインターフェースの気持ち良さは、今まで経験したことがない。

そして、“音”の使い方が秀逸。「地平線音楽会」の写真には生撮りしたと思われるライブ音楽が、「山王神社被爆クスノキ」の写真には蝉時雨の音と共に少年の作文の朗読が収録されているのだが、自動回転とあわせて聴くと臨場感あふれるすばらしい雰囲気に。脱帽モノの構成である。

重要なのは、写真としての完成度がどれもすばらしく高いこと。特に「パノラマが伝えた大震災」コーナーの写真は圧巻で、あの震災の生々しさがストレートに伝わる。正直、数枚の写真を見て少し涙を流してしまった。

iPadの特性を最大限に生かし、iPadでしか成し得ないアプローチで製作された入魂の一作。お手本は「FRONT」、「LIFE」、そして「アサヒグラフ」といった有名なグラフ誌らしいのだが、もしかしたらこの“panologue”はそれらを既に凌駕しているかもしれない。手放しで拍手を送りたい。

創刊準備号は全45ページの大ボリュームでありながら無料。iPadユーザーであるなら、まずは体感すべき。正式な創刊号の早期リリースを期待!

オープニング画面のデザインは往年のグラフ誌を彷彿としながらも新しさを感じさせる

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アキバホコ天復活の記事、しばらく待つとこの写真がゆっくり右回りを始める!

創刊準備号の目玉、「パノラマが伝えた大震災」