旬の食材でゆるっと晩酌。食べる・呑むを楽しむ大人のための365日レシピ!
更新日:2017/10/29
1杯のお酒とおいしいおつまみがくれる、至福の時間。秋が深まってきた今の時季は、キノコやカボチャ、サンマなど、旬の味覚とお酒を味わう、というのも乙ですね。
『酒肴(つまみ)ごよみ365日』(誠文堂新光社/カワウソ)は、人気写真家・萬田康文さんと大沼ショージさんの2人が、お酒とおつまみをおいしくいただく時間を記録した日めくりレシピ集。春夏秋冬365日分のおつまみの素敵な写真に、ちょっとしたエピソードとレシピを添えて紹介しています。
■10月28日 「冬支度」(揚げ銀杏パルミジャーノ)
拾った銀杏を素揚げして、塩・黒コショウ・パルミジャーノで味つけ。ムッチリとした食感と甘みに秋の恵みを感じて。
■10月31日 「ジャック オー ランタンに捧ぐ」(南瓜とヘーゼルナッツのサラダ)
ハロウィンにはカボチャのサラダをおつまみに。バルサミコをテンテン、と垂らした盛りつけも素敵で、真似したくなります。
■11月5日 「味のバランス」(春菊とブルーチーズのサラダ)
鍋の具材でよく見る春菊は、実は生でも食べられます。旬の春菊は香り高く葉もやわらかいので、格別のおいしさ! アクセントにブルーチーズといちじくを加えて、ワインが進みそうな一品。
■11月11日「むくむく好奇心」(なめこのカルボナーラ風パスタ)
「なめこだって豚と合うんじゃない?」と好奇心で作ったパスタが大成功。思わず試してみたくなるレシピです。
■11月14日「ファミレスの定番を」(ミートドリア)
作り置きのミートソース、ご飯とチーズ。冷蔵庫にあるものだけでササッとできるおつまみ。
■11月24日「クイック昆布〆」(ヒラメのおぼろ昆布)
料理撮影で出される1皿から感銘を受けたというレシピも、カメラマンの2人ならでは。おぼろ昆布を使えば、昆布締めも家で簡単に。
ページをめくるたびに目に飛び込んでくる、おいしそうなおつまみの数々! 切って和えるだけ、サッと焼くだけの簡単調理でできるレシピも多く、料理ベタでも思わず挑戦したくなります。萬田さんも本書の中で「上手くできてもできなくても、つまみ料理は、ちょっとばかりユルい方が心楽しいはず」と言っているから、失敗しても気にしない。ただただ、旬を味わう喜びに浸りながら、心地いい酔いに身をまかせて。
ちょっと奮発していいワインを買った日も、いつもの発泡酒の日も、みんなが集まる宴会の日も。旬のおつまみがあれば、おいしい酒杯になること間しです。
文=箕浦 梢
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