「女サボり」をやめて「色気があるな」と思わせる、7つのルールとは?

暮らし

更新日:2017/11/10

『レディのルール』(小西さやか/宝島社)

 女をサボりがちになっていないだろうか? 何かと忙しくなると、効率やラクさを優先してしまう。持論だが、30歳を過ぎると、“女のサボり”は、周囲の目に留まりやすくなり、気まずく、恥ずかしい思いをするようになる。「なんとかしなければ…」、そんなとき、本屋で手に取ったのは、『レディのルール』(小西さやか/宝島社)。

 本書では、内面と外見の磨き方やストレス対処法、しぐさ、マナー、ダイエット、ファッション、食事、バスタイムといった、日常生活のあらゆることについて、自分らしく輝ける方法を205個、紹介している。

 著者は、大手化粧品会社の研究・開発職などの会社員生活を経て32歳で独立し、東京農業大学で食品香粧学科客員准教授も務める。科学的視点からコスメを評価する美容家として、「なまけ美容」を提唱し、30歳のときには、女子力ゼロのまま女性誌の読者モデルとしてデビューもしている。

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 ここで“レディ”未満である私が、最初に試してみたいものを一部紹介したいと思う。

■女の色気は“横しゃがみ”から!?

 昔の日本人女性は、着物姿が美しく見えるようなしぐさを徹底していたという。なかでも“横にしゃがむ”しぐさは特徴的だ。お茶の作法では、相手に股を見せることなく、横を向いて立つ。これが非常に品のよい印象を与えるという。床に物を落としたときなども、相手に対し、横にしゃがんで取る。何気ないしぐさでも、身体をひねることで女の色気が放たれるのだ。テレビドラマ等以外で、“横しゃがみ”を実際に見た記憶はないが、それをさりげなくできる人に憧れる。まずは“横しゃがみ”で物を拾えるようになりたい。

■脚がキレイな女性はかかとが減らない!?

 足首がきゅっと引き締まった美しい脚。著者の知人には、運動を一切しないでその美脚を維持する人がいるという。しかし、実は常に11cmのヒールを履いていて、なんとピンヒールなのに、かかとが一切削れていないそうだ。どうやら、かかとを少し上げて、“つま先立ち”の状態で歩いているらしいのだ。

■ハンカチは2枚!?

 マナーのよい女性は、ハンカチを2枚持つ。“人に見せる用”と“見せない用”。たとえば、1枚は食事の際に膝にかけたり、涙を拭いたりなど。もう1枚は、トイレの後などに手を拭くそうだ。2種類持つことで、キレイなほうを躊躇なく、人にスッと貸すこともできる。また、携帯用のソーイングセットとしみ抜きグッズも持ち歩くことを、著者はオススメしている。これはかなり“レディ”感が出そう。

■背もたれをハンガーにするのはNG!?

 椅子の背もたれをハンガーのようにして、ジャケットやカーディガンなどの上着をかけるのは、マナー違反となる。上着はきちんとハンガー等にかけること。どうしても椅子にかける場合は、半分に折り畳んでから背もたれにかけよう。

■間食には「みかん」。「ドカ食い」を防ぐなら食前に「梅干し」

 空腹の状態になりすぎるのも太りやすい身体を作る原因に。もし残業で夕飯の時間が遅くなる場合は、夕方の小腹の空いたときにフルーツや栗、ナッツなど栄養のあるものを食べておこう。いちばんオススメの間食は「みかん」。食物繊維が豊富でビタミンもあり、手軽に食べられる。

 また空腹とは、ミネラル不足のサインともいわれていて、脳が誤作動して必要以上の量を食べてしまうそうだ。そこで、胃液の分泌を促す食べ物を食前に摂れば、身体に必要な栄養素(ミネラル・ビタミン)の吸収がよくなり、過食を防ぐことができるという。オススメは「梅干し」。コンビニや駅なかの売店でも買えるから、試しやすそうだ。

■ナチュラルメイクは無敵! 近所のスーパーなら「1分メイク」

 仕事やデートで好印象を持たれるのは、“ナチュラルメイク”。また休日、近所のスーパーに行くときは、すっぴんよりも「1分メイク」のほうが何かと安心である。BBクリームを塗り、眉を描き、チークとリップを塗る。これだけで十分見た目は変化するようだ。

■唇にはいつでも色を、リップクリームは鏡を見ながら

 口元は話しているとき、相手に見られている部分。食事の後はもちろん、トイレに行ったときなど、こまめに口紅を塗り直すこと。面倒な人は、皮膚表面(角層)が染まる「ティントタイプ」と記載されている口紅がオススメだ。また、リップクリームは、はみ出すと唇の外がテカり、だらしない印象に。“レディ”なら鏡を見てつけよう。

 このように、ほかにも本書では、さまざまな“レディ”の秘訣が紹介されている。ぜひ詳しく書かれたものをチェックしてほしい。ひとつずつ身に着けていき、自分らしい“レディ”になれれば、人生はもっと楽しくなると思う。

文=Sachiko