来年こそ先延ばしグセを改善! こんまり手帳で「ときめく」1年が始まる

生活

公開日:2017/11/11

こんまりの 毎日がときめく魔法の片づけ手帳 2018』(近藤麻理恵/扶桑社)

 心が落ち着く日々を暮らしたい。あふれたクローゼットをすっきり整理したい。そんな理想の暮らしを実現し、家の片づけを応援する、まったく新しい手帳が登場しました。それは『こんまりの 毎日がときめく魔法の片づけ手帳 2018』(近藤麻理恵/扶桑社)。この手帳をプロデュースしたのは、「こんまり」でおなじみの片づけコンサルタント・近藤麻理恵さんです。

 アメリカの『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出されたこともある、世界的ベストセラー作家。今回の手帳は、今まで出版してきた書籍のエッセンスを凝縮し、多くの人の「ときめく」日々を後押しする内容となっています。

■手帳で「ときめく」時間を増やそう

手帳をプロデュースした近藤麻理恵さん

 当たり前のようでいて、なかなかできないのが「片づけ時間の確保」。それを解決しつつ、さらにより良い暮らしを送ることがこの手帳の目的でもあると近藤さんは言います。

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「片づけをしたいと思いつつ、できていない方に原因をうかがうと、『単純に片づける時間がない』ということがとても多いのです。私自身、子どもを生んで、あまり自分に使える時間がなくなりました。だからどうやって『ときめく時間』を増やせるか真剣に考えるようになりました。今まではネット上のカレンダーに予定を書き込んでいたのですが、妊娠・出産を経てパソコンの画面を長時間見ることがつらくなり、手書きスタイルを採用。それに普段から『日々ときめいたこと』をメモする習慣があったので、それも手帳に活かせると思ったのもきっかけのひとつです」

 この手帳の特徴は、片づけの予定を書き込めることはもちろん、随所に片づけのリマインドができる仕掛けがあります。でもそれだけではなく、「ときめき」に向き合えることも魅力のひとつ。毎月の頭は「ときめき習慣」を記入することから始まり、ウィークリーページにも「今日のときめき」を書き込むスペースが確保されています。

「この手帳は、1日ごとや1週間ごとに『ときめいた』ことやものを振り返ることができます。また自分でテーマを決めて新しい習慣にチャレンジする『ときめき習慣』を実践できます。自分の『ときめき』にこまめに向き合うことで、さらに『ときめきの感性』が磨かれるのが実感できるはずです」

■なりたい自分をイメージして振り返る

 この手帳は、2018年の「ときめき」を書き入れるところから始まります。あなたの来年の「ときめきテーマ」は何でしょう。「ときめきテーマ」は、「目標」とは違います。本当に実現できるかは置いておいて、「考えるだけで心がウキウキしてくるようなこと」を自由に書いてみましょう。

 例えばずっと行きたかった場所へ足を運んでみたいなら、「旅行」と記入。また楽器を始めたいと思っているなら「音楽」。婚活しているなら「出会い」など。

 このように「なりたい自分」をまずイメージして、具体的にその方法を考えること。これを毎月、毎週、繰り返しこの手帳では行います。そのため月頭は「ときめき習慣」を設定することから始まります。

「私の『朝のときめき習慣』は、朝起きたら窓を開けて、大きく深呼吸すること。この程度でいいのです。『ときめく瞬間』を朝起きてからおうちを出るまでにつくれると、一日のときめき感度がグッと上がります」

 具体的な行動をリマインドする、という点でもこの手帳は優れています。ウィークリーページの冒頭には、「今週中に片づけたいこと」を記録する欄が用意されています。前の週に未処理だったことをこちらに書き出しましょう。

 そして自分を振り返ることも大切にされています。ウィークリーページの下部には、「今日のときめき」と「今週のわたしの変化」を記載する欄も。自分が感じたこと、変化したことを書き込むと成長を実感できるはずです。

■手帳は「ときめき」仕様にカスタマイズ

帯やカバーはリバーシブル。「ときめく」手帳にカスタマイズを

 さらに力を入れているのが、手帳を自分仕様に変えられること。手帳には、デフォルトでグリーンのカバーが付いています。実は、このカバーはリバーシブルになっていて、裏はベージュ。さらにカバーを外せば、本体の表紙のピンク色を楽しむことも。

 また帯を裏返すと柄がプリントされています。柄を組み合わせれば、イメージは一新。付属のシールでデコレーションしてみるなど、自分好みに「ときめき」カスタマイズができます。せっかく「ときめき」の日々を計画するのに、手帳自体にときめかなければ台なしですから。

 付属のシールにもこだわりが感じられます。片づけや旅行などの「スタート」や「終わり」をマーク。また「ときめき」イベントなどを記す「spark joy」や、「片づけ祭り」を表す「tidy-up」のシールが用意されています。スケジュールを書くときに、シールを張り、より気分を盛り上げましょう。

マンスリーの記入例

ウィークリーの記入例

■先延ばしグセを減らせる効果も

 予定とは常に流動的なもの。前もって確保されていた時間が別の予定に変わることも。それでもあきらめないこと、とこんまりさんはエールを送ります。

「やりたいと思ったことは、どんな小さなことでも先にスケジュール帳に書き込んでまず時間を確保。そしてそれ以外の予定を調整するように意識しています。でもどうしても急な用事が入ってしまうことも。それでもめげずに代わりの日程を確保します。私自身『ときめく』時間を前もって確保し続けることで、自分の大切な予定を先延ばしすることがグッと減りました」

 手帳の便利さは一覧性に長けているところ。週単位、月単位で予定を見渡せます。だから前もってコンディションを整えることができます。

 こんまりさんいわく、片づけには人生を変える力がある、と。

「片づけをしたあとはなぜか、仕事から恋愛、夫婦関係、子育てまで、人生全般にいい影響が出始めます。それは片づけをしたことで、『今までの自分に方(かた)をつけた』から。自分の人生に何が必要で何がいらないのか、はっきり見えるようになったからです」

 その結果、選択する力や決断力、行動力が身について自信が持てるように。さらには自分を好きになれるとのこと。片づけをしないなんてもったいない! そう思えるような手帳になっています。

 それに片づけがよく分からないという人にもこの手帳はオススメです。冒頭には「こんまり流」の片づけ方のエッセンスが凝縮して紹介されています。今までこんまり流の片づけを知らなかった人でも手帳一冊で新たなスタートを切れるのです。この使い勝手の良い手帳で、2018年をすっきりと片づく「ときめき」の多い1年にしましょう。

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「#こんまり手帳」でカスタマイズや使い方をインスタグラムで共有しましょう。情報交換ができ、モチベーションアップにもつながります。

文=武藤徉子