世界一美味い日本酒、決定!! 銘柄選びに迷うならコレ!

食・料理

2017/11/17

『世界最高の日本酒』(SAKE COMPETITION 実行委員会/ぴあ)

 風が冷たくなり、いよいよ新酒の季節到来である。ご存じのように日本酒は夏は冷や、冬は燗と一年中楽しめるが、初冬に仕込んで12月から1月にできあがることが多いため、これからがまさに「旬」。美酒のデビューを万全の体調で迎えたいものだ。

 とはいえ酒屋や飲食店に行っても、あまりの銘柄の多さにくらくらするし、純米に吟醸に本醸造、なんのことやらよく分からない…という方も多いのではないか。

 そこで本記事では市販酒の完全ブラインド審査を実施するSAKE COMPETITION 2017の結果をまとめた『世界最高の日本酒』(SAKE COMPETITION 実行委員会/ぴあ)をもとに、2017年度のおすすめを公開。日本酒の初心者からかなりの通まで、押さえておきたい銘柄を紹介する。これを知れば2018年がますます楽しみになるはずだ。

■相性のいい一本との出会いが、人生を変える

 まずは「純米」「純米吟醸」「純米大吟醸」部門から。

【純米 部門1位】「作 穂乃智(ざく ほのとも)」三重 清水清三郎商店

おだやかな香りとなめらかな味わい。淡麗で和洋の料理に合わせやすい。

【純米大吟醸 部門1位】「開運 純米大吟醸」静岡 土井酒造場

フレッシュな香り、爽やかだがしっかりした深みのある味わい。

 純米と記された酒は、酒米と米麹のみを用いて作るもの。混じ気ない米の味わいが楽しめる。吟醸、大吟醸は原料の酒米をかなり削ることを示しており(米の周りのタンパク質が雑味につながるため)、大吟醸の場合は全体の50%以下しか残さないなどの厳しい規定がある。一方で純米とつかないもの(たとえば本醸造、大吟醸など)は醸造アルコールが添加されており、こちらはすっきりした味わいになる傾向がある。

【発砲清酒 部門1位】「南部美人 あわさけ スパークリング」岩手 南部美人

軽やかで女性やビギナーにも親しみやすい。泡がきめ細かく、キレイな味わい。

【Super Premium 部門1位】「七賢 大中屋 斗瓶囲い 純米大吟醸」山梨 山梨銘醸

高価だが一度は飲んで欲しい銘酒。優しい味わい、瑞々しい後味。

 本書には、各銘柄に対する審査員のコメントや香りや味、ガス感などが分かりやすくまとめられている。気になる一本を見つけたら、酒屋、デパートなどで探してみよう。日本酒は非常に種類が多いのでそれが置いていないこともあるが、取り寄せてくれたり、いろいろなアドバイスがもらえるはず。今や世界でもライスワインと親しまれ、注目されるSAKE。この冬、あなたもお気に入りの一本を探してみては?

文=青柳寧子