【結婚・離婚の幸福論】元不倫相手を“仲間”と主張した円楽。夫に不倫関係を断ち切らせる妻の対応力とは?

恋愛・結婚

2017/11/22


 昨年、写真週刊誌に「ラブホ不倫」をスクープされ、謝罪会見を開いていた落語家の三遊亭円楽さんが、当時と同じお相手の女性と一緒にゴルフを楽しんでいたことが報じられました。

 当時は、報道が明るみに出てすぐに謝罪会見を開いたことが評価され、「(今回の不倫騒動とかけて)東京湾を出た船ととく。その心は、『航海の真っ最中』」などという落語家らしいコメントもおおむね世間に受け入れられたことで炎上するのを防ぐことができました。

 今回は、「(ゴルフコンペに参加したのは)みんな仲間」と不倫関係を否定しつつ、「希望の党じゃないんだから、仲間を“排除”できませんよ」と苦しい弁明をしていた姿が印象的でした。一時は不倫関係にあった男女が別れたのち、ゴルフを楽しむ「仲間」のひとりとして友人関係を続けていることに賛否両論あったようです。

 一般的に言って、一度は不倫関係だった男女がその後に再会することついては、2パターンが考えられます。ひとつは、「もう別れた」と言いながら、隠れて不倫を続けているパターン。もうひとつは、本当に別れ、単なる気心の知れた友人として関係を続けているパターンです。

 じつは、両者を分けるのは不倫当事者である男性の妻の対応がカギになっていることが少なくありません。

 たとえば、もしも不倫をした男性の妻が、一度目の浮気が明るみに出たときに夫に対して激怒し、「不倫なんて許さない」「もう二度と会わないと約束して」「別れなければ離婚する」というくらい厳しくたしなめた場合、そして、夫もそれに応じて心から詫びる気持ちがある場合は、きっぱりと不倫関係を断ち切る覚悟ができることが多いもの。もちろん、男女の関係は再燃することもありえなければ、たとえ再会したとしても友人関係を妻に立証できるような潔白なシチュエーションになるよう考慮するはずです。

 反対に、「男なんて浮気のひとつ、ふたつは当たり前のことよ」「どうせ私たちにはもう熱い夫婦関係なんてないんだから、夫が外で何をしていようと自由だわ」「浮気は構わないけれど、迷惑だけはかけないでね」というように、妻が夫の不倫を容認するような口ぶりで甘えさせていた場合、慢心する夫は少なくありません。「なんだかんだ言っても、妻はオレのことを愛してくれているから絶対に離婚はしないだろう」「妻は結局、オレとは別れられないに違いない」などと思い込み、夫は別れたはずの浮気相手の女性と友人関係を装って会い続けることもあり得るのです。

 円楽さんの場合、前回の騒動のときはご本人いわく「(妻は)身から出たサビも味が出てくる」と、いわゆる「芸人の妻」の鏡のような言葉で夫の騒動を許してくれたと話していましたが、はたして本音はどうだったのでしょうか。夫婦のことは夫婦にしかわからないと言いますが、傷つく人が出てしまうようでは、笑いに変えることは難しくなるのはたしか。夫婦間でお互いが納得できる形で決着していることを祈るばかりです。

文=citrus 結婚離婚カウンセラー 岡野 あつこ