「小松左京×さいとうたかを」による、日本列島震撼の緊迫サイエンスフィクション

コミック

2012/2/14

日本沈没 (1) 列島震撼

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : リイド社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:小松左京 価格:400円

※最新の価格はストアでご確認ください。

ご存知、日本を代表するSF作家・小松左京の最高ベストセラー作品『日本沈没』。
頻発する地震、誘発される噴火、そして推測される列島全体を巻き込む地殻変動と、日本沈没。非常にショッキングでセンセーショナルなこの作品は、1973年に刊行されてから徐々に評価を得て、小松左京のベストセラー作家としての地位を揺るぎないものにしました。

今回ご紹介するタイトルは、この『日本沈没』を、劇画『ゴルゴ13』で有名なさいとう・たかをがコミック化したもの。シリアスな作品が、より迫力ある描写で蘇り、ファンを魅了します。

本作と東日本大震災を結びつけるのは短絡的で思慮に欠けますが、3.11が日本全体の防災意識を向上させた事実は否めません。

保育・教育現場では、今年度から本格的に防災教育を推し進めています。
例えば、文科省は、東日本大震災の被災地において、防災教育や子どもたちの心のケアなど「復興教育支援事業」の取り組みを支援すると発表しました。また、東京都は都立高校12校を「災害支援活動推進校」に指定。生徒たちが泊まり込みで東京消防庁や自衛隊から消防技術や災害時の後方支援方法について学び、訓練を受け、災害時に復旧活動支援ができるようにします。予算はじつに6000万円。

防災教育において、「てんでんこ」という言葉が注目を集めているのをご存知でしょうか。
岩手県・三陸海岸地域に伝わる「津波てんでんこ」という津波防災伝承のひとつからきており、意味は「津波の際は、自分の判断で一人で高台に逃げろ」となります。おのおのが自分の判断で迅速に避難行動を開始することで、結果として、多くの避難が成功するというもので、これからの防災教育にも、この考え方を取り入れるべきだという論調が強いのです。

各地では小・大規模な避難訓練も実施されており、災害に対するシミュレーションもさまざまになされています。

このような状況の中で、個人に期待されるのは、災害に対する“危機意識”です。

悲惨な災害を常日頃から意識するのは決して楽しいことではありませんが、例えば本作『日本沈没』のような本格的サイエンスフィクションを読むことで、「災害時に自分はどのような行動を起こすか」など意識を磨き、高く保っておくことは、非常時の助けになる、と言われています。


目次。一巻では大規模地震が起きるまでを収録

ショッキングなシーンで物語が始まる

科学的でリアルな展開

本作のように、時間をかけてじっくり読みたい本に重宝する、しおり機能

確実になにか大きなことが起こりつつある… (C)さいとう・プロ/小松左京