過去最大スケールで描かれる『Fate』シリーズ“外典”「Zero」から6年ぶり、LiSAのOPテーマにも注目!

アニメ・マンガ

2017/12/2

TVアニメ『Fate/Apocrypha』TOKYO MXほかにて放送中
(C)東出祐一郎・TYPE-MOON / FAPC

 あらゆる願いを叶えるという万能の願望機「聖杯」を求めて、現代の魔術師(マスター)と歴史や伝説から召喚された英霊(サーヴァント)たちが戦う物語が『Fate』シリーズである。ビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』から始まり、続編的な位置づけにあたる『Fate/hollow ataraxia』、それらの前日譚を描いた外伝『Fate/Zero』、各キャラクターの物語などが次々と描かれており、一大シリーズを形成している。

 その外典(Apocrypha)と名乗る作品が『Fate/Apocrypha』だ。小説家の東出祐一郎が執筆した本作は、「黒」と「赤」の二つの陣営に属する魔術師たちが、それぞれ七騎の英霊を召喚し、「大聖杯」をめぐり決戦を繰り広げる「聖杯大戦」を描いた過去最大スケールの作品となる。

 魔術の秘匿と探求を目的とする「魔術協会」から脱退を図ろうとするユグドミレニア一族――黒の陣営、そして彼らを討伐しようとする「魔術協会」の刺客――赤の陣営。そして彼らが起こした「聖杯大戦」の裁定者として「大聖杯」自らが召喚した――ルーラー。黒の陣営が鋳造した人造生命――ホムンクルス。彼らが吸血鬼伝説が残るルーマニアの地で、一大決戦を繰り広げていくのだ。

 『Fate/Apocrypha』は出版されて大きな話題を呼び、今回満を持してアニメ化がなされた。毎回、英霊たちの戦いが超絶なアクションで描かれ、高い評価を集めている。

 LiSAはその英霊たちの戦いが激化する2ndクールのオープニングテーマ“ASH”を担当。シドのマオが作詞、御恵明希(シドの明希の作曲名義)が作曲を担当するという、これまでにはない新たな顔ぶれで臨む、疾走感あふれるロックナンバーになっている。逆境に立ち向かう主人公のホムンクルス ジークとルーラー ジャンヌ・ダルクの心情を描いた歌詞を、彼女の歌声が激しく歌い上げている。

 LiSAにとって『Fate』シリーズは、なじみの深い作品だ。彼女がメジャーデビューを飾った“oath sign”は『Fate/Zero』の1stクールのオープニングテーマ。『Fate/Zero』は大ヒットアニメとなり、現在の『Fate』シリーズ人気の発火点のひとつにもなっている。以来、LiSAは『Fate』シリーズに欠かせないアーティストとしてさまざまな関連イベントに出演、その歌声とパフォーマンスはファンから高い支持を集めてきた。そんな彼女にとって6年ぶりの『Fate』シリーズ主題歌となる“ASH”。「聖杯戦争」のクライマックスを鮮やかに彩るその歌声にも注目したい。

文=志田英邦