10秒でしなやかな体をつくる! 寝ながらできる簡単ストレッチ

健康

公開日:2017/12/2

『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻/高橋書店)

 テレビで輝く憧れの女優さんたちって、みなさん日頃からエクササイズをしていたり、体がやわらかくしなやかだったりと素敵ですよね。でも、子どもの頃から体が硬くて、私にはとても無理……なんて、思っている方たちも多いのではないでしょうか。

 そんな人たちにおすすめしたいのが、誰でも“やわらかさん”になれる秘訣を教えてくれる『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻/高橋書店)です。タイトルからも分かるとおり、1日たった10秒やるだけで、しなやかな体を手に入れることができます!

■体が硬いのは危険! 血流が滞り筋肉が乾く?

 ここで少し、本の内容を紹介していきましょう。本書によれば、体の硬い人は血流が滞り、筋肉が乾いてしまっている傾向にあるそう。それはまるで「使われなかったゴム」のようなもので、力の入り方によってはいつか「バチン!」と切れてしまうかもしれないということです。

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 ストレッチにはそのように乾いていた筋肉にふたたび「潤い」を取り戻す効果があり、健康にもうってつけ。さらに、体がしなやかになることで、日常の立ち振舞いも美しくなるというさまざまな効果を持っています。

■体の緊張をほぐしてくれる「ラフターブレス」

 それでは、本書からいくつかのストレッチを紹介していきます。初めは、体の力みをなくす効果がある「ラフターブレス」です。

 両足を床につけたまま、まずは体をのけぞらせながら息を大きく吸い込みましょう。その後、体を起こしながらフクロウのように「ホッ」の音で、口から細かく息を吐き続けながら上半身を足に近づけていきます。体が伸びきった時点で「ホー」と息を吐き切れば終わり。横隔膜を動かすことで体の緊張をほぐす効果があります。また、実際にやるときは「ホ」の音は声に出さなくてもオッケーです。

■憧れの「前屈」を目指すための寝ながらできる太ももストレッチ

 続いて紹介したいのは、しなやかな体の代名詞「前屈」を目指すためのストレッチ。骨盤のかたむきやお通じの改善にも役立つという、寝ながらできる太ももの伸ばし方をお伝えします。

 初めは仰向けのまま、左ひざを立てます。そして、左のかかとをお尻に近づけ、両手を左足にそえながら、目を閉じてゆっくりと息を吸いましょう。その後は先ほどと同じく、息を「ホッ」と吐きながら両手を左ひざの裏で組み、左足を上げていきます。なるべく左足を胸に近づけるようにして、太ももの裏側を伸ばすよう意識するのがコツです。

 本書ではこのほか、ヨガの「コブラのポーズ」や誰もが憧れる「Y字バランス」などを実現するためのストレッチも紹介されています。テレビを見ながら、寝ながらできるものもたくさんあるので、日常のちょっとした時間を使いぜひ実践してみてください!

文=青山悠