「あかいろはどれかな??」親子で楽しみながら、自分で考える「地頭」を育てる絵本

出産・子育て

2017/12/15

『あかまる どれかな?』(しみずだいすけ/ポプラ社)

 楽しく遊びながら、子ども自身に「自分で考える」体験を伝える絵本『あかまる どれかな?』(しみずだいすけ/ポプラ社)が12月7日に発売されました。

 子どもの脳は、生まれたあとぐんぐんと発達します。専門家によると、生まれたばかりは視力も弱く、色の区別も難しかった赤ちゃんが、だいたい4歳前後になるまでに視力が伸び、色の種類や数、大きさの区別なども少しずつできるようになるそうです。この成長期間、つまり子どもが1、2、3歳の時期に大人からの働きかけで五感に対するさまざまな刺激を受けることが、理想的な発育につながります。

「あかいろはどれかな?」「いちばん小さいのはどれだろう?」「このなかにさんかくはいくつあるかな?」などの質問に答えて、「これ!」と指さし。このやりとりをゲームのように楽しみながらくり返すことで、「自分で考える」体験を積み重ねることが、本書の目的です。

 質問例を参考にすれば、質問や答えのバリエーションは無限大。答えを覚えるのではなく、自分で探して答えを見つける体験ができるようになっています。

 また、子どもは毎日たくさんのものごとを見たり、聞いたり、触ったりして刺激を受けますが、実はこれだけでは脳は育ちません。五感の刺激とともに、大人が「これは赤いね」「こっちのほうが大きいね」「そうだね、3個あるね」などとくり返し言葉で伝えるからこそ、子どもたちの脳の中で、見えている色や数の概念が、「赤」や「3」ということばと紐付けされて、考えることにつながっていくのです。

 親子でふれあいながら、自分で考えて「できた!」体験をすることで、次のような効果が生まれます。
1.自分で考えるのが楽しくなる
2.いろんなものの見方が身につく
3.コミュニケーション能力がアップする

 親子の掛け合いを通じて地頭を育てる絵本を、お子さんとお母さんはどのように楽しんでくれるでしょうか? 実際にチャレンジしてもらいました。

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 1歳4か月の息子に手渡してみると、まずはうれしそうにページをめくりおおはしゃぎ! まだ正解のわからないところも多いのですが、指をさしながら読み聞かせると、ニッコリ。特に大きく絵が描かれたページが好きなようで、自分の気に入ったページをバンバンたたいて意思表示をしてくれました。

 これから成長していくと、もっとコミュニケーションが取れるかと思うと楽しみです。
 この絵本は、大きすぎず、子どもの手で受け止められるサイズなので親としてもありがたいです。絵本をひっくり返さず最後まで聞いてくれました。

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 本を読むときは、お行儀よく読まなくてもいいですし、好きなときに好きなところだけ読めば大丈夫。大切なのは、親子でいっしょに楽しむことです。

 長くあそべて、親子とも笑顔になれる絵本は、小さなお子さんがいる家族向けのプレゼントとしても最適です。楽しくて役に立つ絵本をぜひ手に取って体感してみてください。