精神を蝕まれた科学者が仕掛けた、謎の細菌「キング」による世界の改革。人類が選択するのは、団結の道か、破滅への道か……!?

文芸・カルチャー

2017/12/16

『破滅の王』(上田早夕里/双葉社)  第二次世界大戦下を舞台にした小説は様々にある。以前なら、その痛ましさにゾクッとさせられたとしても、「過去の話だ」と思い直すと同時に、今日の平和がつくづく尊く思えた。しかし今はどうだろう。国際情勢の不安定化や憲法改正の流れを見るにつけ、「再びこんな日が来るのでは?」と、小説の世界も... 続きを読む