「今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた」と思ったら…肌や髪、瞳に合わない服とメイクでは、老けて見えてしまう! アラフォー以降の女性が知っておきたい、あなたに似合う色とシルエットの選び方

ライフスタイル

2017/12/24

『今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた』(海保麻里子/サンマーク出版)

 若いころ、さまざまなテイストの服やメイクを試しては「意外と似合うかも」なんて言って、冒険することを楽しんでいた。人から褒められるのも嬉しいけれど、最優先は「私が好きな色や形」。でも、アラフォー世代になると、似合っていたはずの色が老けて見えたり、トレンドのファッションに挑戦すると若作りな気がしたりと、だんだん迷いが出始める。これで本当に大丈夫? 一体何を着たらいいの?

 そう感じていたとき、そのものズバリなタイトルの書籍『今まで着ていた服がなんだか急に似合わなくなってきた』(海保麻里子/サンマーク出版)に出会った。本書は、ビューティカラーアナリストとして活躍する海保麻里子さんによるもので、アラフォー以降の女性に合う「パーソナルカラー(似合う色)」を見つけ、骨格スタイル分析に基づく「スタイルアップ術」を学べる一冊である。

 本書によると「四十三歳は、まさに『おばさん』と『大人のいい女』の分かれ目の年」で、理由は「しわやたるみといった影が顔の中に生まれてきて」しまい、「似合わない色を身につけると、こういった影や線などがより強くあなたの顔の中で主張するように」なるそう。また、アラフォーになるとどんなに気をつけていても「急激に身体の脂肪が増え、ボディラインが崩れて」くるため、どんなデザインの服も着られた若いころとは違って「似合う服が少ない現象」が生まれてきてしまうとか。

 つまり、今まで自分が好きだからという理由で着ていた服や選んでいた色が、顔のシワや体のたるみをかえって目立たせてしまう可能性もあるということ! 知らず知らずのうちにそんな目に遭わないよう、アラフォー以降の女性を美しく見せるために持っているテクニックを、海保さんは本書で惜しみなく与えてくれる。

 その方法はとても具体的だ。肌や髪、瞳の色、顔色を明るく・暗く見せる色の傾向など、いくつかのセルフチェックテストによって「春夏秋冬」の4つのパーソナルカラー(似合う色)のいずれかに分類される。巻頭には各グループのカラーパレットが掲載されていて、それぞれ微妙にニュアンスの異なる赤や青、ピンク、黄色など30色が紹介されている。また、4種類のピンク色の選び方、黒を選ぶことの注意点など、アラフォーなら知っておきたい色選びの極意が満載だ。

 カラー診断の本は多いが、本書には「骨格スタイル分析の理論」を学んだ海保さんならではの着こなし術も盛り込まれている。そこでは、体型別に合うシルエットだけでなく、素材の提案もある。また「ネックラインに気をつけた場合と気をつけなかった場合では、単純に計算すれば、見た目体重は六キロもの差が出ることになる」など、驚きのアドバイスもたっぷり!

 多くの女性が老けて見られたくはないし、とはいえ若さを求めすぎて痛い女にもなりたくない。そうならないために心に留めておきたいのは、海保さんによる以下の言葉だ。

私たちアラフォーが「大人でもかわいい&キレイ」を叶えるために必要不可欠なこと。それは「今の自分を受け入れること」です。
(中略)
顔はもちろん、身体はもっと大きな変化をしていきます。
ですから、まずはどんなデザインでも着こなすことができた二十代の頃の固定観念、つまりセルフイメージを一回捨てることがとても大切です。
(P.27~29)

 私たちは少しずつ歳を重ねていく。静かに、ゆっくりと、顔つきも体つきも変化していく。つい「昔からなじんだもの」にこだわってしまうが、海保さんの言うように、今の私は昔とは違うのだ。そう考えると、これまで積み重ねてきた年月が愛しく思えて「今の自分にフィットした色や形を選び直したい」という気持ちになってくる。私たちの顔や体の変化は、生きてきた証。「今の私」をもっと魅力的に見せてくれる服やメイクを、これから探しに出かけたいと思う。

文=富永明子