クリスマスなので日本の色街をご紹介します。彼女なし独身、中堅商社勤務・山下貴大の趣味は「風俗通い」

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公開日:2017/12/25

【渡鹿野島】

 三重県志摩市には「渡鹿野島(わたかのしま)」と呼ばれる島がある。かつて江戸の頃には風待ちの港として、もしくは遊郭街として栄えた島だそうだ。現在も風俗街が残っており、日本の「聖地」伊勢神宮も近いことから、まさに「性地」というべきだろう。

 この島での遊び方は「ショート(=1時間程度で2万円)」と「ロング(=1泊で4万円)」の2種類がある。山下はロングを選択し、嬢とともに専用のマンションの一室を訪れ、一晩を過ごした。本作を読む限り、嬢は外国人が多いようだ。

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 ひと昔前は会社の慰安旅行(=酒池肉林を楽しむおっさんの旅行)としてうってつけの島だったようだが、時代の流れや安価で便利なデリヘルの台頭によって、島の存在意義を失いつつある。そのためさびれた建物がちらほら点在する。しかしそのおかげか、早朝に嬢と島を歩くと、人気もないので気持ちいいそうだ。

 また、渡鹿野島は一般の観光客の誘致も試みており、整備された海水浴場や温泉も存在するとのこと。

【宝山寺新地】

 奈良県の生駒山中腹にある宝山寺。このお寺には「毘那夜迦王(びなやかおう)」という欲望の神様が祀られている。変わっているのはそれだけではない。宝山寺へと続く石畳の参道の両脇には、なんともレトロな旅館の風景が並ぶ。なんとこれらは「ちょんの間」として利用されているのだ。この場所こそ「宝山寺新地」と呼ばれる風俗街だ。

 ちなみに「ちょんの間」とは、料亭として看板を掲げ、店の女性と客が恋愛に発展する「待合」によって行為におよぶ風俗店のこと。「ちょんの間」で最も有名な場所は大阪・飛田新地。この宝山寺新地は、飛田新地と違い、顔見せも呼び込みもない。自ら旅館に入り、そこへ嬢を呼ぶシステムとなっている。

 料金は一律で2万7千円スタート。泊まりで遊んだり、外へ連れ出したりすることも可能だそうだ。嬢の年齢は30代から40代が中心。妙齢の女性と恋愛気分を楽しむことができる色街だ。

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