気持ちが落ちたら、指先を刺激!? 耳がかたいときは疲れのサイン!?「自律神経トリートメント」で、深い疲れをとる! 運気を上げる!

健康・美容

公開日:2017/12/28

 朝すっきり起きられない、年中だるい、肩がこる、休んだ気がしない、めまい、肩こり、頭痛…そんな症状が常に起こっていて、だらだら続くならば、自律神経の乱れによる深い疲れが進行しているのかもしれません。今日から機嫌よく、さくさく動いて働くために、東洋医学のプロのメソッドを『深い疲れをとる自律神経トリートメント』(主婦の友社)の中から紹介します。


■シチュエーション別で、すぐ効く!「自律神経トリートメント」とは?

「自律神経トリートメント」とは、東洋医学の手法を用いたセルフケアのこと。ツボの位置や経脈の流れがわからなくても、「ここ一番、集中したいときは眉間を親指で軽く押さえる」など、自分に必要なものだけ覚えればOK! その動作をすることで、気持ちが落ち着く、イライラがおさまるなど、集中できる状態に自分をもっていくことができるようになります。

■疲れのサイン! 耳がかたいときはエネルギーが弱まっている!

 耳の形は腎臓の形と似ています。耳は二つ、腎臓も二つです。東洋医学では、腎は生命エネルギーを蓄えるところで、耳と腎は深いつながりがあります。腎の状態が耳にあらわれ、耳がかたいと疲れから腎が弱っていると考えます。

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耳がかたいときは、耳マッサージをする!
耳を前に倒したり、耳を引っぱったりして、痛みがないかをチェックします。痛いときには耳マッサージをして、耳をやわらかく保つようにすれば、エネルギーも保てます。

【耳マッサージ:ぎょうざ】
耳の後ろに指を当て、根元から前に倒す。


【耳マッサージ:しゅうまい】
耳の上の部分と耳たぶがつくように、耳を上下から折る。


■心が落ちているときは、爪を立てて指先をはさみチクチク

 気持ちが落ち込みがちなときは、指先の爪の横を刺激してみましょう。
 指先には、「井穴(せいけつ)」というツボのグループがあり、井穴は指にある、血の出どころになっているツボで、各経絡の始まりのポイントです。その名前のとおり、井戸の水のごとく気があふれてくる場所です。

※経絡は、「気・血・水」の通り道。それらが経絡を通って全身にめぐることで体に生命エネルギーが宿ります。


 爪のつけ根のラインと縦のラインが交わる点を、反対の手の爪を立てて、少し痛いぐらいにチクチクつまむように刺激します。

■ツキがないときは、鼻のつけ根を片方ずつしっかり押して気を吸い込む

 呼吸がしっかりできていないと、ツキは逃げていきます。鼻の通りをよくして、いい空気を吸い、ラッキーをつかみましょう。


 小鼻の上をしっかり押さえ、反対の鼻の穴から息を吸い、口で吐きます。これを3、4回くり返すと、鼻の通りがよくなり、呼吸が整います。

【コンテンツ紹介】
序 疲れを残さない極意
Part1 疲れのサインはこんなところにあらわれる
Part2 体調をととのえる自律神経トリートメント
Part3 ストレスがたまったときの自律神経トリートメント
Part4 ビジネスマンのための自律神経トリートメント
Part5 女性のための自律神経トリートメント
Part6 赤ちゃんと子どものための自律神経トリートメント
Part7 不調を改善するための自律神経トリートメント

【著者プロフィール】
船水隆広(フナミズタカヒロ)

東京医療専門学校鍼灸マッサージ科科長。
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師として20年の臨床経験をもち、欧米やアジア各国など国内外で鍼灸の指導にあたっている。ストレスケア、こころの病気に対する
経絡治療と「さざなみてい鍼術」が専門分野。震災直後には被災地で鍼灸やてい鍼の施術
を行う。施術効果の科学的研究など、幅広く活躍している。目指すのは「やさしく美しい鍼」。
心身健康科学修士、経絡治療学会評議員、日本伝統鍼灸学会理事、日本更年期と加齢のヘルスケア学会幹事、多文化間精神医学会会員。


『深い疲れをとる自律神経トリートメント』(※電子書籍あり)
著:船水隆広
ISBN:978-4-07-426874-0
発売日:2017年12月8日
定価:本体1,300円+税
出版社:主婦の友社