来年こそ!最速で良縁に近づきたい!! …ところで「縁切り」は済ませてありますか?

占い

2017/12/29

『悪縁バッサリ!!幸せをつかむ!! 縁切り・縁結び 寺社スポット62』(芸文社)

 2017年が間もなく終わる。あなたにとって、どんな年だっただろうか。まあまあ順調なら、それは良かった。新たな出会いやご縁に恵まれ、忘れがたい1年になったという人なら、言う事無しだ。だが、逆に例えば、ストーカーや浮気、仕事や近所の生活上のトラブルなど、ご縁を交わしたくない相手や物事に振り回されたあげく、対峙するハメになったり、精神的に凹んだり……と、来年こそは不運を払拭したい!と思いながら年末を送っている人もいるかもしれない。

『悪縁バッサリ!!幸せをつかむ!! 縁切り・縁結び 寺社スポット62』(芸文社)は、秋田・伊豆山神社宮司の三浦利規氏と、東京巣鴨・高野山真言宗功徳院住職の松島龍戒氏という、現役の宮司・僧侶による監修のもと、全国にある縁切り・縁結びの寺社を厳選。西日本・東日本別に総勢62ヶ所の寺社が紹介されている。

 もちろん、タイトル通り、縁切りだけではなく、縁結びの御利益がある寺社も多数、紹介されているのだが、本書の大きな特色として、縁切りについて、大きくクローズアップされているところが珍しい。

 寺社の由来とともに、「縁切り力」を5つ星を最高位として、3~5の星の数で表現。そして寺社ごとに、祈願のやり方やどんな悪縁に効くのかが一言、「ポイント」として縁切り力とともに併記してある。

 早速、見ていこう。「男女の悪い縁に苦しむ人が真っ先に訪れたい場所」として紹介されているのが、京都・嵯峨野の野宮神社。“黒木の鳥居”で知られており、その歴史は古く、源氏物語にも登場し、縁切りを願掛けするようになった由来も、源氏物語の六条御息所にまつわる悲しいお話からとのこと。その一方、伊勢神宮で役目がある人が、この神社で清めてから向かう慣習にちなみ“縁結び”“子宝安産の神様”としても、境内の「神石(亀石)」を撫でながら祈願すると、1年以内に願い事が叶える神社としても、知られ「しつこい相手との縁を切り、セクハラから救い、良縁を授けてくれる」とされている。

 次は、大阪・天王寺の円珠庵・鎌八幡。関西在住の人ならご存じかもしれないが、ご神木にたくさんの鎌が突き刺さっているビジュアルは、なかなか衝撃的だ。ただし、この鎌に込められた意味は「人を呪うためではなく悪縁を絶つためのもの」だそうで「幸せを呼ぶ鎌。病気・災厄・因縁などあらゆる悪縁を切ってくれます」とのこと。鎌打ち祈願は、庵主に相談の上で。なお、撮影は禁止されている。

 最後は、岩手・平泉の中尊寺・五輪塔。この塔が「縁切り地蔵」と呼ばれており、夫婦で来ると別離が待っているとのいわれもあり、「病気、人間関係、大酒、ばくちをはじめ、悪癖に悩む本人や家族が一人でお願いにきていた」場所でもあるそう。ただし、五輪塔は中尊寺でも「観光客の来ない場所にあるので、必ず友人・家族などと行く」とポイントにも明記があるのでくれぐれもご注意を。

 この他、62ヶ所に収まりきらなかった「家族関係に悩んでいる」「自分の悪癖を直したい」「病気を治したい」など悩み別に御利益があるおすすめの寺社、「良縁を叶える“ベスト神社”」が巻末ページに一挙に掲載されているので、そちらも祈願候補に入れてほしい。

 また「“縁切り”したあとの心がまえ」のコラムでは、「あと戻りしないように」と、スマホのデータ削除や思い出の品の処分の他、相手のテリトリーを避ける、復讐などの「負の感情」を持たないなどといった具体的な“手放し方法”を挙げている。ほかにも縁切りのためのコラムが合間にあるので、“確実な縁切り成功”に向け、ぜひ参考に。

 来年の良縁に恵まれるためには、まず、悪縁を断つことから。年も改まるこの時期に、ぜひ一掃しておきたい。

文=小林みさえ