年末年始の暴飲暴食でお腹まわりが気になる人に朗報! 「5秒腹筋」で今年こそくびれをゲット

健康・美容

更新日:2018/1/29

『5秒腹筋 劇的 腹やせトレーニング』(松井薫/西東社)

「痩せたいとずっと思ってはいるけれど、なかなかうまくいかない」「これがいい」と言われるものを試しても、長続きしないという声を聞くことも多い。「どうすれば効果的に痩せられるの?」そんな心の叫びに応えるために生まれたのが、『5秒腹筋 劇的 腹やせトレーニング』(松井薫/西東社)だ。

 この本では、冒頭から惜しげもなく「2週間で腹囲-10cmを実現!」と紹介している。「5秒腹筋」の何よりのメリットは、フラフラするほどきつい運動をする必要はないということ。効果的に腹筋に働きかけることで、無理なく成果を手に入れることが可能なのだ。

 ダイエットのための運動といえば、一つひとつの動きに何分もかかり、運動じたいが苦痛だと考える人も多いことだろう。しかし「5秒腹筋」の場合は違う。一つの動きにつき5秒行うだけなので、ヘトヘトになって倒れ込んでしまうこともない。そんなに体力がないという人でも、トレーニングを続けることができるのだ。

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「5秒腹筋」で何よりも大切なことは、自分が何をしたいのか、そのイメージをしっかりと持つことだ。これによって、求めていることがしっかりと筋肉に伝わり、効果が上がることを忘れずに。それをここでは「筋肉との会話」と表現している。

1週目 5秒でお腹の脂肪を燃やす
・腸腰筋で足を支えて 下腹ぽっこりを解消
・腹直筋をつぶして 下腹を凹ます
・腹横筋、腸腰筋に圧力 ぽっこりお腹解消
・腹横筋に負荷をかけて 脂肪を燃焼する

 このプログラムでは、「腹直筋をつぶす基本の5秒腹筋」と「腹斜筋をつぶす基本の5秒腹筋」を2週間続けて行いつつ、1週目は「5秒でお腹の脂肪を燃やす」上記の4項目を行うことになる。そして2週目は「5秒でお腹を引き締める」4項目だ。

 こうした効果的なプログラムを教えてくれる本は、ほかにもあるかもしれない。そんな中でこの本をお薦めする理由は、「そのトレーニングを行う上で、今はがんばってもまったく同じポーズはできないのだけど、その手前までのポーズでも有効だろうか」という体験者の質問に、しっかりと答えてくれるところだ。

・膝を曲げすぎるのは×。膝に負担がかかるなら、回数を減らしましょう
(中略)
・重心を上半身にかけていなければOKです

 など、的確なアドバイスが得られるため、効果的な状態を維持できそうだ。

 がんばってダイエットに取り組んでみたものの、しばらく経つとまた元通り、という話もよく聞くもの。いやいや、絶対にそんな状態に陥りたくない。そんなあなたにも、5秒腹筋は強い味方となるのだ。

 2週間プログラムを終えたあとの、プラスアルファの運動や、5秒腹筋の効果を高めるための、正しい食事も教えてくれているのがありがたい。

 どうせやるなら、しっかりといい状態をキープしていきたいもの。「今度こそ本当に痩せてみせる」そんなあなたを応援する一冊だ。

文=松田享子