しかけはなんと100以上! あの『小学館NEO』が送る、楽しいアイデア満載の幼児向け図鑑

出産・子育て

公開日:2018/2/11

『小学館の図鑑NEOまどあけずかん たべもの』(はらぺこめがね、山田タクヒロ:イラスト/小学館)

 子どもに人気の「しかけ絵本」。近年も各出版社から趣向を凝らした絵本が続々刊行されており、書店に行くたびに嬉しい出会いがあります。そんな中、個人的に最近のヒットだったのが、『小学館の図鑑NEOまどあけずかん たべもの』(はらぺこめがね、山田タクヒロ:イラスト/小学館)。

 これはシリーズ累計750万部という驚異のセールスを記録しているヒット作「小学館の図鑑NEO」から新たに生まれた幼児向けの絵本で、2017年4月26日に『いきもの』『たべもの』『のりもの』の3冊が同時発売されました。

『たべもの』は、肉、野菜、魚、調味料など身近なたべものをカラフルなイラストとともに紹介した図鑑です。「あか」「きいろ」などの色別、「さんかく」「ながい」などの形状別といった斬新な切り口で、あるいはファミレスやおまつりなどの身近なシチュエーションに沿って、たべものについて学ぶことができます。

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 もちろん、すべてのページにしかけ窓があり、たべものの断面図や内部が見られるのはもちろん、冷蔵庫や戸棚を開けてその中を覗いたり、メニューをめくったりというバラエティとアイデアに富んだしかけが楽しめます。次のページはいったい何が出てくるんだろう? と子どもと一緒にワクワクを味わいました。とりわけさまざまな具材を組み合わせてハンバーガーやすきやきを作るしかけには、3歳になる子どもが大喜びです。

 すべての単語には英語表記がついており、英語の予習にもぴったり。個人的に唸ったのはそこに付されたカタカナ表記です。トマトは「タメイド」、ハムは「ヘー(ム)」といった具合にネイティブの発音に合わせたものになっています。特設サイトではこれを実際にネイティブスピーカーの発音で聞けるそうで、耳から学べる図鑑としてもすぐれもの。

 約100個というしかけをめくりながら、人生に欠かせない大切なたべもののことについて学べる一冊。これから控えている入園・入学のプレゼントにもぴったりではないでしょうか?

文=朝宮運河