えっハンバーグを作るときはこねすぎNG!? 洋食屋の“あの味”を再現する『基本の洋食』

食・料理

公開日:2018/1/31


 もとは西洋からやってきて、日本で進化した「洋食」。オムライス、ハンバーグ、カレー、シチューは、どれもごはんとの相性がよく、食卓には欠かせない人気メニューばかりです。

『基本の洋食』(主婦の友社)では、市販のルーやソースに頼らなくても、特別な道具や調味料がなくても作れる本格洋食レシピを92紹介。しっかりコツさえおさえれば、まるで街の洋食屋さんみたいな味が自分で作れます。

■卵が半熟! 米粒パラリ! 洋食屋さんの「オムライス」を作るコツ


【コツ1】具をたくさん入れすぎない
 具が多すぎると、ごはんが水けを含んでべチャッとしてしまいます。小さく切って、水けをよくとって調理するのがコツ。缶詰のマッシュルームを使う場合は手でギュッと水けをしぼります。

advertisement

【コツ2】具ではなく、ごはんのほうに味つけする
 塩、こしょうは、あらかじめ温めたごはんにふって、ケチャップもごはんの上に加えます。ケチャップの色が目印になって、均一に味が広がったかどうかが一目瞭然。炒めながら調味料を加えるたびに、焦げないか心配をして火を弱めたり……といった手間がかからなくてラクです。

【コツ3】フライパンの卵が半熟のうちにごはんをのせる
 卵の加熱しすぎはNG! ごはんをのせたらすぐに火を止めてもよいぐらいです。

【コツ4】仕上げはフライパンをガバッと倒す!
 オムライス作りの最大の山場は、お皿に移す時です。ここで崩れてしまえば、今までの努力がすべて台無しに。

 まず具がのっていない側の卵を箸で持ち上げ、ごはんにかぶせ、片手にお皿、片手にフライパンの柄を下から握ってさか手に持ち、卵をすべらせ、卵の端1~2cmを皿にのせる。


 そのままフライパンを倒し、オムライスをひっくり返す。残りの卵も同様に焼き、ごはんを包む。みごとに洋食屋さんのような形にできあがります。


■ステーキ級の食べごたえを出す「ハンバーグステーキ」を作るコツは、こねすぎNG!?


【コツ】驚きの事実!「手」でまぜない、「菜箸」でまぜるのが正解!
手の熱で肉の脂がとけると肉汁が出やすくなるので、菜箸でまぜるのがオススメ。肉の食感を残すために、粘りがでるほどまぜなくて大丈夫です。


【豆知識】どうして小判形に焼くのか?
「ハンバーグステーキ」という名のとおり、安いひき肉でもステーキのような見た目と食べごたえを楽しめるのがハンバーグの魅力です。肉だねはこねすぎないで粒を残すほうが、肉らしい食感とうまみを堪能できます。


【コンテンツ紹介】
■Part1:洋食の5大人気メニュー
■Part2:焼く 揚げる 煮る 調理法別メニュー
■Part3:野菜たっぷり! サラダ&スープ
■Part4:お店みたい! ごはん&パスタ
■Part5:旬を生かす 春夏秋冬メニュー

・材料別さくいん
・コラム
・「パン粉」の選び方・使い方
・「せん切りキャベツ」をマスター
・腕が上がる! 卵メニュー