「話がわかりにくい人」はここが残念。“ビジネスに効く”おすすめの電子書籍3選

ビジネス

公開日:2018/2/15

 2月も中盤。新年に掲げた目標、すっかり頭の隅に追いやってはいないだろうか? 
 本記事ではそんな人に向けて「ビジネスに効く」おすすめの電子書籍をご紹介。
 4月から社会人になる人にもぴったり!

■「話がわかりにくい人」の残念な特徴とは?

『2軸思考』(木部智之/KADOKAWA)

 よく「この人の話、わかりにくいな」と感じる人がいる。
 たとえば、「関西地区の売上はどうなっている?」と聞くと、「残念ながら下がっています。福岡県や愛知県も下がってきています。一方、客足が伸びているのは横浜です」と答えるような人だ。
 地区の売上の話をしているのに、県や都市レベルの話が混ざっており、聞いているこちらとしては混乱してしまう。
 これは、話す人が情報を「構造化」できていないために起こる。 逆に、情報が構造化されていると話が上手く感じられる。

 話をするときの構造として使えるのが、「ピラミッド構造」。
 ピラミッドのタテ軸は、
・「Whyso?(○○すべきです。なぜなら~)」(上から下)
・「Sowhat?(~なので、○○すべきです)」(下から上)の2つを表す。

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 一方、ヨコの方向には同じ「階層レベル」の情報を並べていく。話す対象についてピラミッド構造を意識することで、自分が伝えたいことの「全体像」を捉えられるようになるのだ。

 ここまで来れば簡単で、あとはピラミッドの「どの塊」を伝えるかを決めるだけ。いずれにしても大事なことは、「いま自分はピラミッドのこの部分を話している」ということを意識して話を進めること。

『2軸思考』(木部智之/KADOKAWA)では、IBMで15年活躍する著者による独自メソッドを公開。問題解決、アイデア出し、コミュニケーション、資料作成……あらゆる場面で「思考のスピード」が格段に上がる技術が紹介されている。

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「話がわかりにくい人」の残念な特徴とは?

■やらないことも“やるべきこと”と同じくらい重要

『ライフハック大全』
(堀正岳/KADOKAWA)

 近頃、ビジネスの現場では“時短”というキーワードがよく聞かれるようになった。残業ゼロを目指そうとする企業が目立ちはじめる中で、日々の業務における「タスク管理」の重要性も叫ばれている。

 タスク管理といえば、何をどうやるべきか整理する「ToDoリスト」を使う方法が真っ先に思い浮かぶ。一見、自分が担当する仕事の中から「やるべきこと」を見きわめるためのライフハックの定番のようにも思えるが、『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』(堀正岳/KADOKAWA)では「やらないことリスト」を作る必要性も強調されている。

 やらないことを決めるべき理由は、誰しも「時間」と「集中力」が有限であるからだ、1日が24時間というのは、避けようもない事実。どれほど「歯を食いしばって努力しても達成できることには限界」があると本書は主張する。例えば、以下のような項目を決めておくのがよいとされる。

・発信者が不明の電話に応じない
・午前はメールに応じない
・無関係な会議に出席しない
・どんな席でも飲酒はしない
・ソーシャルメディアは午後になるまで見ない
・まとめサイトや、時間のムダと決めたサイトは開かない など

 ポイントになるのは曖昧なものではなく、できる限り具体的なシチュエーションを思い浮かべること。「やらないこと」を決めるというのも、物事の優先順位を整理するためには大切となる。

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知っておきたい日常の様々なライフハック

■あの、困ったランチ後の“ダルさ・眠さ”を感じる本当の理由

『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone/KADOKAWA)

 バリバリ仕事をしようと思っても、健康でなければ高いパフォーマンスは出せないし、毎日を楽しく生きていくためにも健康な身体はマストだ。そして、その健康な身体づくりを司るのは、他でもない「食事」である。そんな食事に関して、ぜひ覚えておいてほしい知識がある。その一つが「GI」。食後血糖値の上昇度を示す指標のことであり、そして血糖値とは、血液内に含まれるブドウ糖の濃度のこと。炭水化物を摂取すると消化器官で消化・吸収され、血糖値が上がっていく。その際、GI値が高ければ高いほど吸収が早く、血糖値が上がりやすくなる。

 血糖値が急激に上昇すると、正常値に戻すためインスリンというホルモンが分泌される。人間は血糖値が乱高下したときに眠気や空腹感を覚えてしまう。昼食後に急激な眠気に襲われたことがある人は多いと思うが、それは寝不足というよりは、血糖値の乱高下によって引き起こされる眠気やだるさである可能性が高いのだ。

 高GIの食べ物の代表例として、白米や食パン、うどんなどが挙げられる。ランチに大盛りのご飯を食べたり、ラーメン&チャーハンセットを頼むサラリーマンは多いと思うが、典型的な高GI食品なのである。

 また、特に女性から人気のグラノーラやアサイーボウルなども同じ部類だ。これらは健康的な朝食というイメージかもしれないが、中身は砂糖たっぷりのデザートみたいなもんだ。高GIだから血糖値が急上昇&急降下し「朝から元気♡」どころか、怠さや空腹を助長する可能性の高いのである。

『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』(Testosterone/KADOKAWA)では既存のダイエットや食事法の間違いを暴きながら、要するに何をどれだけ食べればいいかが超シンプルに学ぶことができる。

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あの、困った“ダルさ・眠さ”を感じる本当の理由

 どれもステップアップするのに役立ちそう。Kindleでは3月8日までオトクに購入できるフェアが実施中なのでぜひチェックしてみては?