主婦にはズボラが特においしい!?

2012/2/28

花のズボラ飯 (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 秋田書店
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:水沢悦子原作 価格:596円

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原作は『孤独のグルメ』の久住昌之、作画は水沢悦子
旦那さまが単身赴任中のため、一人暮らしをすることになってしまった駒沢花の毎日のゴハンのメニューを中心に展開していくグルメ漫画。…とは言っても、キチンとした料理ではなく、簡単にできちゃう手抜きメニュー。ズボラなごはんだけで、いかに毎日を乗り切るかがテーマなのである。

誰かいたら、家事ってやる気になるけど、一人だとどうしてもモチベーションが下がる。でも、掃除と洗濯はサボッてもいいとしても(いや、ダメだけど)、食ばかりはそうはいかない。だっておなかがすくもの! おいしいごはんはおなかいっぱい食べたい、でも、面倒なのは嫌…。体型も気になるし、ちょっと我慢しちゃう!? いやいや、やっぱり食べるっ! …という女性の永遠の逡巡があっさりと書かれている。

料理が嫌いでも、おいしいものを食べるのが嫌いな人は少ないだろう。世の中、手の込んだ料理がおいしいとは限らない。ズボラ飯だっておいしい! だったら、ズボラでおいしいほうがなんだか得した気になる。

この漫画の良いところは、ズボラゆえに、一般家庭にないような食材や調味料は使わない。だって、そんなのわざわざ買いに行くのは面倒くさい。そもそも、珍しい調味料は少し高いスーパーに行かないと売ってない、ということが多いし。そして、ズボラだから、きちんと分量を量ったりもしない。目分量と感覚だけで乗り切る。

つまりは、漫画を読んで「あ、これおいしそう…」と思ったら、すぐに作って食べられてしまうのだ。ああ、デブまっしぐら! そして、思わず食べたい! と思わせるほどに、この漫画に出てくる料理はどれもおいしそうだ。1皿目(第一話)は鮭フレークをたっぷりマヨネーズで和えて、トーストに乗せてオーブンでチンするだけの「シャケトー」(花命名)。マヨネーズと鮭フレークを混ぜただけでもおいしいし、マヨネーズがあのオーブンで焦げた感じもたまりません!

そして、注目は花の食べるときの表情。おいしそう…だけど、なんだかエロい? 確かに食べている姿ってちょっとエロい…なんていう人もいるけれど、トロけちゃうような表情に、いかにそのメニューがおいしいか! ということが画面から伝わってくる。

料理が苦手な一人暮らしの人にはぴったりな1冊。主婦のみなさんは…ダンナさんがいないとき、もしくはたま~になら、こんなズボラ飯でも許されるかも…しれない。


焼き立ての「シャケトー」。おいしそ~な花の表情に注目

ズボラをしていても、ステキな朝食に憧れる気持ちはなくはない。でも実行したいわけでもない

冒頭には使用している食材を掲載