野菜が高騰している今を上手に乗り切る! 冷蔵庫に常備したい漬け物レシピ【作ってみた】

食・料理

2018/2/19

『漬けものレシピ』(重信初江/朝日新聞出版)

 野菜の価格が高騰している今、できるだけ安い時に買っておきたい。しかし安い時に買っても、腐らせて食べずに捨ててしまうのでは意味がない。そこでオススメしたいのが、「漬けものにする」という方法。漬けものにしておけば日持ちがするし、食べたい時にさっと食べられる。先日発売された『漬けものレシピ』(重信初江/朝日新聞出版)なら、漬けものが92種類、その展開料理が30種類も掲載されており、飽きずに美味しく食べられるに違いない。そこで本書の中から、スーパーで手に入る野菜でさっと作れるものを紹介しようと思う。

■「ミックス浅漬け」(P.12)


 1つめは、サラダ感覚で食べられる「ミックス浅漬け」。切ったキャベツ、きゅうり、にんじん、塩、酢、昆布茶を保存袋に入れ、塩がまわるように袋ごと振る。あとは空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫に入れて20~30分置けば完成。

 野菜の旨みと甘み、酢、昆布茶が混じり合い、さっぱりと飽きない味。サラダ感覚で食べてもいいし、お酒のお供にも、醤油をかけてご飯のお供にもなる。また、本書にあるように「卵炒め」や「浅漬けサラダサンド」などのアレンジレシピに活用することもできる。作っておいて損はない一品だ。

■「煎り大豆のめんつゆ漬け」(P.25)


 2つめは、節分で余った豆の活用にちょうどいい「煎り大豆のめんつゆ漬け」。フライパンで煎り大豆を焦げ目がつくくらい炒り、熱いうちにめんつゆと水を加えてなじませる。あとは冷蔵庫で30分以上置けば完成。

 焼き色のついた煎り大豆がめんつゆを吸い、しっとりした食感に。また、めんつゆと焦げ目がなじむことで、口に入れるとふわっと香ばしさが広がり、ついつい箸が進む味に仕上がっていた。煎り大豆そのままでは苦手な人にもオススメしたい美味しさ。

■「ミックス野菜のパンビール漬け」(P.43)


 3つめは、パンとビールで漬けるという斬新な「ミックス野菜のパンビール漬け」。ちぎった食パン、塩、ビールを保存袋に入れてしっかりと混ぜ、そこに切ったセロリ、きゅうり、ラディッシュを漬け込む。あとは冷蔵庫で4~6時間置くだけ。

 食パンとビールで漬け込むなんて一体どんな味なのかと若干不安だったが、塩気とパン特有の甘み、ビールの風味が想像以上に野菜と合っている。

■「カクテキ」(P.69)


 最後は、大根で作るキムチ「カクテキ」。角切りにして塩もみし、水気を切った大根、唐辛子粉、にんにく、生姜、りんごのすりおろし、アミの塩辛、砂糖、ナンプラー、昆布茶を混ぜて保存容器に移し、常温で2~3日置けば完成。アミの塩辛がなかったので、釜揚げ桜えび、塩、塩麹、ナンプラーを混ぜて1日置いたもので代用した。

 カリッシャキっと食感が良く、塩辛の辛さとりんごの甘さが大根の美味しさを引き立てている。冷蔵庫で1か月ほど持つので、多めに作ってぜひとも常備したい。

 紹介したどの漬けものも作るのは簡単で、漬けて置いておくだけで完成する。忙しい日は、野菜を洗って切るのすら面倒だったりするので、まとめて作っておくと野菜を摂りやすく、食生活の改善にも繋がりそうだ。また、この『漬けものレシピ』には野菜の漬けものだけでなく、肉や魚介、豆腐、卵、果物など、あらゆるジャンルの“漬ける料理”が紹介されている。本書のレシピをうまく活用して、野菜が高い今を経済的に美味しく乗り切りたい。

調理・文=月乃雫