「まず、名刺を3枚持つこと」。会社や組織に依存せず、夢を実現する「パラレルキャリア」とは?

ビジネス

公開日:2018/2/26

『夢を実現するパラレルキャリア beyond2020の働き方改革』(主婦の友社)

■オーストリアの経営学者P・F・ドラッカーが提唱したと言われる「パラレルキャリア」

“新しい働き方”を提案する著者の一木広治氏は語ります。「パラレルキャリアとは、パラレルが平行・並列を意味するように、“本業を持ちながら別のキャリアを築くこと”です。副業とはニュアンスが異なります。副業は収入を目的にしたものといえますが、それよりも自己表現や社会貢献などを考える意味が大きい。そうして“もうひとつの顔”を持つ、ということです。本業をおろそかにするのではなく、本業とは違ったところにもやりたいことや夢があるなら、それもあきらめずにやっていく。そんな新しい生き方のスタイルです。名刺に3つの肩書きを書く、あるいは名刺を3枚持つ、ということもパラレルキャリアを体現したかたちです」。

■「こいつは何者なのか?」と関心を示してもらうことが人脈を築いていくきっかけに

20以上の肩書きを持つ一木広治氏、「プロジェクトを増やすことが主目的ではありません。それによってそれだけ多くのことを自分でやれるようになった点に意味があるのです。この過程において、名刺が導いてくれた部分が大きかったのは事実です」。自分が所属する組織がいつまで存続するかわからない時代。ひとつの組織に依存しない生き方を考えるときが来たのかもしれません。

大企業からエンタテイメント企業まで、一木広治(いちきこうじ)氏の肩書き一覧
・JAPAN MOVE UP!/TOKYO MOVE UP!代表
・夢の課外授業 総合プロデューサー
・株式会社ヘッドライン 代表取締役社長
・一級建築士
・二十一世紀倶楽部 理事・事務局長
・株式会社LDH JAPAN 顧問・エグゼクティブプロデューサー/社会貢献部長
・株式会社DANCE EARTH 取締役COO
・ライオンズ日本財団 理事
・2020オリンピック・パラリンピック招致推進委員会 事業・広報アドバイザー(2011~2013年)
・淑徳大学 客員教授
・早稲田大学 非常勤講師
・株式会社リンクバル 取締役
・株式会社チヨダ 顧問
・株式会社ローソン/ローソンHMVエンタテイメント 顧問
・株式会社USEN 顧問
・株式会社ファインシード 顧問
・アルファアーキテクト株式会社 顧問
・株式会社ベクトル 顧問
・株式会社ロイヤリティマーケティング 顧問
・始動 Next Innovator 2015 サポーター
・渋谷区観光協会 エグゼクティブアドバイザー
・TGC実行委員会 beyond2020 エグゼクティブプロデューサー
・K-1 実行委員会 メディアエグゼクティブプロデューサー
・Web TV Asia 顧問

『夢を実現するパラレルキャリア beyond2020の働き方改革』(主婦の友社)では一木氏の豊富な人脈と体験談を紹介しつつ、成功論を語ります。巻末では、一木氏とEXILE ÜSAさん、加藤勝信厚生労働大臣との対談も掲載。「組織をはみ出し、越境し、会社や組織に依存せずやりたいことができる人間になる」。まさに2020年オリンピック前後の日本にふさわしい、新たな働き方改革になるバイブルです。

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