普通の女性にとってのロールモデルになりたい! 村木さんの自叙伝

公開日:2012/3/1

あきらめない

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 日経BP社
ジャンル: 購入元:BookLive!
著者名:村木厚子 価格:1,512円

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「普通に生きること」ほど実は難しいことはないかもしれません。
厚生省の村木さんの目標は、普通に働きたい女性のロールモデルになることでした。逮捕によって一躍有名になった村木さんですが、それまでの人生は、普通の大学を出て、(もちろん官僚になったので世間的には超エリートではありますが)普通に共働きをし、子育てをされてきた方です。

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テレビでのご発言や本を読んでみて、ほとんどエリート官僚臭のしない方で、第一世代のキャリアウーマンの中では、女性で働いていても、十分普通の人生を歩めるというロールモデルを目指していたというのは、本当なんだろうなあと感じました。本書で書かれている消去法で選んだ公務員という仕事、がむしゃらに働いた20代(残業200時間!!)、出産そして子供を連れての転勤などのキャリアを積んだこと。この世代特有の女性としてのハンディを逆手にとって女性のネットワークに助けられたこと、家族のきずな、育児体験を仕事に生かすことなど、公私ともにいいキャリアを積まれましたようで、まさに普通に働きたい女性のロールモデルでした。組織論やキャリア論の金井壽宏先生が書かれた本『仕事で「一皮むける」』では、新しいことにチャレンジしたり、困難に直面することが、一皮むける経験としてもっとも大きいと指摘されています。

このように、本人としては普通に生きてきたはずが、突然の逮捕、拘留という、まあ普通の人の人生にはないことを体験しないことをされるわけです。もちろん本人にとっては青天の霹靂です。そこで得た経験等についてはぜひ本をお読みいただきたいのですが、彼女のとった行動は控え目だけども、強い意志としなやかな感性をもって行っていて、けしてへこたれず、とっても日本人的で素敵だなあとYoko-sanは感じました。


普通の人のロールモデルになりたいという目標、すばらしいです!

共働きで、こども2人いて、両方とも実家が遠いってすごくすごく大変ですよね

しかも、転勤の連続です

仕事の軸が見える。自分の強みがわかる時ってとっても成長します!!