ストレスを力に変えられる!? 成功を引き寄せる心の整え方

ライフスタイル

2018/3/14

『トップアスリートから経営者、心の専門家まで うまくいっている人の心を整えるコツ(青春新書プレイブックス)』(ビジネス心理総研:編/青春出版社)

 不安でくじけそうになったり、イライラが収まらなかったり、人生には「自分」を制御するのに苦労する局面が度々訪れる。自分の目標に向かって他人を巻き込んで動かすためには、前提条件としてほかならぬ自分自身をコントロールできなければならない。

 そもそも、悩みや葛藤は絶対的に悪いものではない。ストレスを感じるのは、その人が邁進していることの証拠なのだから。しかし、いつもストレスに足元をすくわれてパフォーマンスが低下しているようでは成長が見込みにくいのもまた事実。本稿では、自分自身の心を整え人生を前進させるための指南書、『トップアスリートから経営者、心の専門家まで うまくいっている人の心を整えるコツ(青春新書プレイブックス)』(ビジネス心理総研:編/青春出版社)をご紹介したい。本書は、超一流たちへの取材をもとに「ストレスを力に変える技術」を具体的かつ実践的に説いている。

■まずは心を整える準備。自分の価値を信じることが大切

 アメリカの経済学者が年収とメンタルの強さの関係を調べたところ、「自分がやれば、たいていのことはうまくいく」と考えている人ほど、年収が高い傾向にあることが判明したのだそうだ。

 社会的成功は、自信や逆境にめげない気持ち、運命を自分で切り開いていこうという意欲などの精神力やポジティブな考え方の有無に左右される。そのため、多くの人が自己暗示やイメージトレーニング、発想の転換などの心理“テクニック”を使ってメンタルをコントロールしようとしているが、それだけでは不十分だと本書は指摘する。自分に疑いを持っている状態では、いくら自己暗示やイメージトレーニングを行っても、効果はあまり期待できないからだ。暗示効果が高いのは、「オレは最高だ」と本気で信じている人間だという。

 過度な自己愛が問題になることもあるが、自己愛がなければ奇跡を起こすことはできないと本書は説く。自分の力を信じ、自分が自分のファンになったとき、能力開放の扉は開かれるのだ。

■「ここ一番」で力を発揮するために。焦りをかき消す1分間瞑想法

 人は大切なときに限って、焦りや緊張に襲われてガチガチになってしまう。そして失敗の大半はこういった焦りや緊張によって起こされる。成功者は皆生まれつき緊張しないタイプの人かというと、実はまったくそうではないのだ。成功者はあくまでも、心の「コントロール」が上手いのだという話である。緊張や焦りは誰にでもつきもので、重要なのは、そういったときのために緊急用の焦り対策法を持っているかどうかなのだという。

 本書はヨガのインストラクターへの取材をもとに「1分間瞑想」を提案している。

1)まず床にあぐらをかいて背筋を伸ばす。会社のデスクでなら、背筋を伸ばして椅子に腰かけてもよい。
2)両手を組んで、おへそのちょっと下、東洋医学で丹田(たんでん)と呼ばれる「気を集める場所」にそえる。
3)そして、目をつぶり、1分間ゆっくりと呼吸に意識を向けながら頭を空っぽにする。

 1分間という短い時間だが、かなりのリラックス効果が得られる瞑想。プレゼンの前などに、集中力を高める儀式として取り入れてみてはいかがだろうか。

 成功を目指すということは、即ち自分の心をコントロールしながら自身を高みに持っていくことである。社会的成功を求め、意欲に燃える者にとって、本書は良きパートナーになることだろう。

文=K(稲)