ホワイトデーに読みたい! 素敵なパティシエが登場する漫画3選

マンガ

更新日:2018/3/14

 3月14日は、ホワイトデー。2018年のバレンタインデーは義理チョコ論争が白熱し、職場で義理チョコ制度を廃止したからお返しは期待できない、という人もいるかもしれません。はたまた、本命チョコを渡したけれど、お返しがもらえるのかどうかわからない……などなど、思い思いのホワイトデーを過ごしているみなさんにオススメなのが、パティシエ漫画。パティシエは、フランス語で「菓子職人の男性」。真剣な眼差しで美しくてかわいいスイーツを作るプロ魂、そんなギャップに心奪われること間違いなしです!

■『パティシエさんとお嬢さん』(銀泥/一迅社)

『パティシエさんとお嬢さん』(銀泥/一迅社)

『パティシエさんとお嬢さん』は「パティスリーシュバル」という洋菓子店にケーキを買いに来るお客さんと、イケメンの店員さんが織りなす、ピュアラブストーリー。そのピュアさたるや、ホイップクリームなみの純白さなのです。

 毎週金曜日になると自分へのごほうびにケーキを買うお嬢さん。彼女は、そのお店に並ぶケーキのおいしさとともに、いつもさわやかな笑顔で接客してくれるパティシエさんに癒やされる日々を送っていました。一方、彼女を迎えるパティシエさんも毎週金曜日に現れるお嬢さんに夢中なのですが、名前すら聞き出せず悶々とした想いを、ケーキづくりにぶつける毎日。肝心な一歩が踏み出せない、2人のウブなやりとりがとにかくかわいい……。

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 また、ハロウィンやクリスマスなど、甘くておいしいスイーツイベントを通して、2人の距離が縮まっていくストーリーも見どころです。不器用すぎるパティシエさんとお嬢さんを応援したくなること請け合い!

■『西洋骨董洋菓子店』(よしながふみ/新書館)

『西洋骨董洋菓子店』(よしながふみ/新書館)

「洋菓子店アンティーク」を舞台に、客や店員などアンティークに関わる人々の人間模様を描く、よしながふみ先生の人気作です。

 とにかくいい男揃いの同作。かわいいヤンチャ男子から、魔性のゲイ、ヒゲが似合うオジサマ系に、不器用なおっとり美男子まで、ありとあらゆるタイプの男性が勢揃いしています。また、食通で知られる作者が描くケーキは、どれもおいしそう……。甘いものとイケメンを同時に摂取できる、お得(?)な作品です。

■『失恋ショコラティエ』(水城せとな/小学館)

『失恋ショコラティエ』(水城せとな/小学館)

 嵐の松本潤さん、石原さとみさんの主演でドラマ化もされた人気漫画。あこがれの女性・サエコにバレンタインデー前日にフラれてしまった小動爽太は、彼女を振り向かせたい一心で渡仏。有名パティスリーでの5年の修業を経て日本に帰国し、サエコと再会を果たすも、彼女はすでに結婚が決まっていて……という、溶けたチョコレートのようなドロドロ展開が注目を集めました。

 チョコレートを使ったお菓子を得意とするチョコレート専門の菓子職人、ショコラティエは、チョコ好きな女性にとってそれだけで魅力的な男性です。そんな、ショコラティエを振り回しまくる、魔性の女・サエコのモテテクニック学ぶことができる作品でもあります。

 ホワイトデーにかこつけて、パティシエが登場するマンガをご紹介しましたが、結局のところ「パティシエ、とっても素敵ですよね……!」ということが、みなさんに伝われば本望です。ホワイトデーの夜はパティシエが登場する漫画を読んで、甘さとほろ苦さを味わっちゃいましょう!

文=真島加代(清談社)