ランナー・ジョガーは青学駅伝チームから学べ! あなたもできる「青トレ」メソッド

健康・美容

2018/3/14

 箱根駅伝4連覇という偉業を成し遂げた青山学院大学駅伝チーム。そんな青山学院大学体育会陸上競技部(長距離ブロック)を指揮する原晋監督の育成メソッドと、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏が指導しているフィジカルトレーニングとが融合して生まれた、ランナーのためのオリジナルメソッド「青トレ」が今、ランナー・ジョガーの間で話題になっている。

 本日はそんな「青トレ」シリーズの第3弾『青トレ 青学駅伝チームのピーキング&ランニングケア』(原晋、中野ジェームズ修一/徳間書店)という1冊をご紹介したい。体づくりをテーマにした第1弾、リカバリーをテーマにした第2弾に続く本書は、最もリクエストの多かった、レースに向けた調整方法をメインテーマとして扱っている。

中野ジェームズ修一さん

 本書の冒頭「ピーキング」の章では、ねらった試合に向けてコンディションを上げていき、試合に調子のピークを合わせる「ピーキング」の考え方を説明しながら、また実際に青学駅伝チームが行っている具体例を示すかたちで原晋監督が解説している。

“現状維持では成長はない。新しいものを取り入れていくべきだ”という発想で快進撃を続ける青学駅伝チーム。例えば、“とことん追い込む”というイメージの強い鍛錬期。原監督は「故障せずにトレーニングを継続させること」に重点を置いているのだという。勝利至上主義でチームを運営せず、正しい知識で正しく育てるという理念をベースにプロセスを踏んできた原監督のメソッドはランナー必読だ。

 また本書では同チームのフィジカル強化指導を担当する中野氏による、ランナーに多い障害を予防するための効果的なランニングケアの解説も充実しており、ケアの説明は、膝、腰背部、下肢を中心に、細かく症状別に分かれている。メカニズムを解説したうえで、最適なストレッチと筋肉トレーニングおよびアイシングを紹介するという形式のため、逆引きして症状に合わせて取り組むという使い方もできるのが特徴だ。

 さらには中野氏による、ランナー・ジョガーに必要な栄養と睡眠についての解説も収録されており、こちらでは青学駅伝チームが実際に取り入れている寝具や栄養補給ドリンクのような具体的なツールやメソッドも紹介されている。こちらもランナー必見の内容である。

 プロはもちろん、健康維持やダイエットのためにジョギングをしているといった初心者のランナーでも実践でき、また長く続けるためには欠かせないメソッドが詰め込まれている。全てのランナーに向けた「青トレ」の極意を、ぜひ手に取ってみてほしい。

 3月24日(土)に神楽坂で開催される「本のフェス」(入場無料)では、本書の著者、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんの指導で本物の“青トレ”が体験できる。イベントでは、青学の選手たちが毎日取り組んでいるストレッチを、実際に中野さんのレクチャーを受けながら一緒に行う。気になる人はホームページをチェックしよう。

 春になり暖かくなってきたこの時期、新シーズンに向けて体づくりをはじめてみてはいかがだろうか。

文=K(稲)