あなたのなにげない癖が運気を下げている。即効性のある口ぐせリセット術

暮らし

2018/3/22

『いちいち悩まなくなる 口ぐせリセット』(大嶋信頼/大和書房)

 あなたの「口ぐせ」は何ですか?と聞かれてもすぐ答えられる人は少ないだろう。知らず知らずのうちに使ってしまう「口ぐせ」が、あなたの人生を変えてしまうほどの大きな暗示力を持っているという。
『いちいち悩まなくなる 口ぐせリセット』(大嶋信頼/大和書房)は、ネガティブな口ぐせをリセットすることで、毎日がガラッと変わる可能性を教えてくれる一冊だ。著者の大嶋信頼氏は多数の著書を持ち、「7万人を笑顔にした大人気カウンセラー」として知られている。

■簡単かつ即効性のある「口ぐせリセット」の効能

 大嶋氏自身も、大学時代に「自分はダメだ」という口ぐせの暗示にかかりネガティブのスパイラルにハマっていた時期があったという。しかし「結構できるかも!」というポジティブな口ぐせに変えたところ、途中で投げ出していた勉強もスムーズに進み、友達からも誘われるようになり、自分も周りも前向きなものに変わる「口ぐせリセット」の効果に驚きの連続だったと述べる。

 多くの人がつい無意識に使いがちなフレーズ、「普通は~」「基本は~」「世間は~」「そもそも~」などは、どれも価値観を押し付けられていると受け取られる、危険な口ぐせだという。
 たとえばこれを、「面白いのは~」「興味深いのは~」「不思議なのは~」にリセットしてみよう。するととたんに相手が興味を持って話を聞いてくれるようになるはずだ。

「どうせ私は~」というネガティブな口ぐせは、「意外と私は~」にリセットすると、続く言葉は「意外と私は……あ、できるかも!」というようにポジティブなものに変換される。自分の能力が未知数と感じられ、他人より劣っているという自己否定が起こりにくくなる。そうすると、人から攻撃されることもなくなるのだという。

 ちょっとしたことでもくせで連発してしまいがちだが、「ヤバい!」は焦りを高めるだけで、どんどん自分を追い詰めてしまう言葉。
 これを「なるほど」にリセットしてみよう。一呼吸おくことで落ち着き、冷静に対処できそうだ。
 ふむ、なるほど。

■まじめな人ほど言葉の罠にかかりやすい。ではどうすればいい?

 口ぐせの暗示を受けやすい人には、まじめな人が多いという。きっと根が素直なのだろう。まじめすぎる人は日曜日になると、「よし、明日から頑張るぞ」と唱え、その言葉の暗示にかかり、却って重い気分で1週間をスタートすることに陥りがちだ。むしろ気楽にとらえて、「仕事なんてたいしたことない!」とリセットしよう。

 また、「面倒だ」は「たいしたことない」へ、「自分にはできる」を「自分にもできる『かも』」にリセットすれば、自分を不必要に追い詰めなくて済むのだ。ゆとりのある人には自然と人が寄ってくるようになる。周りからの評価もきっとガラッと変わるだろう。「口ぐせリセット」には、行き過ぎたまじめさをやわらげ、心を軽くする効果があるのだ。

 口ぐせで変わるのは気持ちだけではない。身体も大きく影響を受けるという。だるさスパイラルにハマっていたら、まずその「ああ、だるい」という口ぐせを、ちょっと不自然ではあるが、「癒される」にリセットしてみよう。筋肉がほぐれ、気持ちに余裕が生まれるのを感じるようになるという。

 病は気から、ならぬ「病は言葉から」!

 いますぐできる「口ぐせリセット」を存分に活用して、心身の健康と良好な人間関係を築きたいものだ。

文=泉ゆりこ