ノートは自分を知る便利なツール! 自分の中身を整理するために必要な4つのノートワーク

暮らし

2018/3/24

『夢をかなえるノート術』(おふみ/エクスナレッジ)

 ノートというと、誰もが一度は書いたことがあるだろう。しかし、その多くは勉強のためだったのではないだろうか。『夢をかなえるノート術』(おふみ/エクスナレッジ)では、勉強だけでなく、自分の生活を見直し夢をかなえるためのノート活用術が綴られている。

 本書で紹介されているノート活用術のひとつが「同じテーマを定期的に書く」ことだ。では何のテーマを書けばいいのかというと、それは以下のようなものとなる。尚、かっこの中身は本書でおすすめされている書く頻度である。

ひとり偏愛マップ(年1回)
脳内解剖図(不定期)
やりたいこと100のリスト(半年に一回)
持ち物チェック(年1回)

 ひとつずつ見ていこう。ひとり偏愛マップとは、簡単に言えば自分がのめり込むほど愛している事柄を書くワークだ。本書において、このワークは自分を改めて見つめ直す方法として紹介されている。次に紹介するのは、このワークに対する著者のコメントである。

このワークは、人生の棚卸のようなものだと思っています。
ワクワクできることを思い出し、本来の自分を思い出すのが目的です。

 たまに「自分の趣味がわからない」「何が自分にとって楽しいことなのかわからない」という人が居る。こういう人も、自分が少しでも興味を持ったものを偏愛マップに書き出していけば或いは自分の大好きが見つかるかもしれない。

 次に、脳内解剖図だ。これは、不定期に書くと良いと紹介されている。その理由は、脳内解剖図を書くべき時が「自分の頭がキャパオーバーを起こしている時」だからだ。偏愛マップが自分のことを深く知るのが目的となっているのに対し、脳内解剖図は緊急時の応急処置のようなものだ。気持ちが焦っている時、問題が山積みで何からすれば良いのかわからない時などにこれを書くと良い。書き方は「やりたいこと・タスクをどんどん書く→その中から実行できそうなことを見つけピックアップする」という至極単純かつわかりやすいものだ。「何ができるかわからない」「何からすれば良いのかわからない」から、「これならできそう」「これからすれば良いみたい」といった状態にもっていくのがこのワークの目的となる。大量の問題を前に頭がこんがらがってしまった時は、一度脳内解剖図を書いて頭の中を整理してみるのもひとつの手だろう。

 3つ目のワークは、やりたいこと100のリストだ。100と言うと「そんなにない」と思われてしまいそうだが、1つのテーマに対して10個のリスト×10と聞けば、それほど難しくないイメージを持ってもらえるだろうか。例えば、仕事上の目標を10個・趣味の目標を10個・日々の生活習慣について10個……という風に小分けにして挙げていけば、案外100という数も大したものではないのだ。そして、ある意味ここが大事なところだが、何も書いたからといって全て達成する必要はない。たまにリストを書いたページを開いて「ああ自分はこんなにやりたいことがあるんだなぁ」と実感するだけでも心は上向きになるものなのだ。叶ったら、リストに線を引いて消していくと良い。線が増えても増えなくても、やりたいことがあるということを再確認するだけで気の持ちようは変化するはずだ。

 4つ目のワークは持ち物チェックだ。今更だが、ノートを書くというある意味手間のかかる作業を継続するには、それを習慣化するのが最良の方法だ。そして、習慣化するためには簡単な作業から始めることが有効となる。そこで、この持ち物チェックである。これは、自分が普段持ち歩いているものの記録だ。持ち歩いているものに限らず、食事の内容・起床時間など些細なことでも構わない。とにかく「事実の記録」をつけることから始めてみよう。そうするうちにノートをつける習慣が身に付いていればしめたものだ。それでなくとも、自分の生活や持ち物の記録というのは後から見返した際に案外楽しいものでもあるし、当時の自分と今の自分の違いを把握する材料にもなる。自分の記録をつけるということは、自分を知る機会を自分自身に与えるということだ。何をすれば良いのかわからない、心がもやもやしている、自分の人生を味わいつくしたい……そんな人は、一度ノートをここで紹介したような形で活用してみてはいかがだろうか。

文=柚兎