山崎康晃選手、初の自伝! 日本球界最多「Twitterフォロワー67万人」の秘密

スポーツ・科学

公開日:2018/3/30

『約束の力』(山崎康晃/飛鳥新社)

 横浜DeNAベイスターズの“小さな大魔神”こと、山崎康晃選手の初の書籍『約束の力』(飛鳥新社)が3月21日に発売された。多くのファンが待ちに待った1冊とのこともあり、発売前から期待の声が多数上がってたという。
※崎は正しくは「タツサキ」

 マウンドでの圧巻の投球と、いつでもどこからでもチームメイトとのハッピーな姿を伝えてくれる親近感で幅広く人気を集める山崎選手のTwitterのフォロワーは国内でプレーするプロ野球選手で最多の67.5万人(2018年3月23日現在)。「神対応」とまで呼ばれるファンサービスでも知られる、単なるスター選手ではない、まったく新しいプロ野球選手像をつくりあげている山崎選手の人気の秘密が本書には詰め込まれている。

 今や日本を代表するクローザーの山崎選手だが、高校時代は3番手の控え投手でドラフトでもプロ入りを希望しながら指名されなかった苦労人だ。そこから壁を打ち破り、どうやって現在の活躍をするに至ったのかが、本書では余すところなく綴られている。決して野球エリートではない「荒川土手の野球少年」が夢をかなえる道筋は、目標に向かう人に参考になるはずだ。

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 また、母子家庭で育ててくれた母との感動エピソードも必見で、本書に収められている母親に宛てた手紙からも、親子の絆が感じられる。

 本書では他にも、アルバム写真、高校時代に記したメモなどが初公開されている。

 三浦大輔さん、キャプテン筒香嘉智選手との知られざるエピソードや、「初対面の選手と仲良くなる方法は?」などファンの皆様から募集したQ&A、素顔を伝える大人気Twitter永久保存版なども収められており、山崎選手のことをより深く知る事ができるだけでなく、自らの人生の壁を乗り越えたいときに勇気をもらえるような1冊に仕上がっている。山崎選手のファン、プロ野球ファンにはもちろんのこと、ビジネスマンや夢追い人など、幅広い読者に手に取ってほしい1冊だ。

文=K(稲)