ムダにイライラしないためのちょっとした習慣

暮らし

2018/3/28

『イライラしなくなるちょっとした習慣』(安藤俊介/大和書房)

 とにかくストレス溜まるよね……もう電車で隣に座ってるオヤジの鼻息がうるさいだけでムカツク……という、ストレス値の高い方に朗報です。『イライラしなくなるちょっとした習慣』(安藤俊介/大和書房)は、60万人の怒りをしずめてきたアンガーマネジメントの著者が書いた「イライラがなくなるメソッド」本です。

「イライラ」という不快感に振り回され、負の感情の奴隷になってしまわないよう、「怒りを管理する」ことは、ストレスの多い現代社会人にとって、大切なテクニックの一つでしょう。

 その管理方法の一つとして、「イライラしてしまう悪い習慣を知り、それをやめて、よい習慣を持つこと」が挙げられるそうです。本書では、すぐにでも悪い習慣を変えられる82のメソッドを紹介しています。いくつかご紹介しますと……

■プロにお金を払うことを意識する

 ムダにイライラしない人は、さくっとお金を払ってプロに任せるという習慣があるそうです。

 例えば、「ジムに通うけれど、自分にパーソナルトレーナーをつけるのはまだ早い」とか、「前髪くらいお金がもったいないし、自分でもできるから美容院に行かない」と「ケチる」より、しっかりとプロにお金を支払い、サービスを受ける。その感覚を持つことが大切なのだとか。

 適切ではない「お金がもったいない」という考え方は「安物買いのゼニ失い」となり、結局は成果が出なかったり、失敗してしまったりと、イライラをつのらせることになるのです。

■「二日酔い」で有休を取っていい

 有休は労働者に与えられている権利。「本来、どんな理由で休むのかという報告の義務はありません」とのこと。人には「権利」「義務」「欲求」があります。しかし、この3つをごちゃ混ぜに考えてしまうことで、ムダなイライラにつながることも。

 権利は「やっていいこと」。義務は「やらなければいけないこと」。欲求は「やりたいと思うこと」。有休は「権利」なので、「やっていいこと」なのです(とは言え、堂々と「二日酔いなので有休取ります」とは言いづらいでしょうけども……)。

 権利、義務、欲求の違いを意識して「区別する」ことを覚えておけば、様々な状況で活用できるのではないでしょうか。

■オンリーワンにならなくてもいい

「ナンバーワンにならなくてもいい。元々特別なオンリーワン……」という名曲がありますが、オンリーワンという「価値」に執着することも、イライラにつながる可能性があるそうです。

「唯一無二の存在になりたい」「人と違った存在になりたい」という願望を持つ人は多い。そのため、「誰もそれをやっていないのは、やる価値がないから」「『誰もやったことがないことをやる人は偉い』と思いがちですが、一概にそうとは言えないでしょう」とのこと。

 そもそも、「人と違う何か」を求める気持ちの裏側には「自己肯定感の低さ」「今自分がいる場所に満足していない」心理があるといいます。

 オンリーワンは、「誰も求めていない険しい道」。自己肯定感が低い人がそれを追い求めて掴めず、さらに自信を失くすよりも、「今いる場所で、今やっていることを一生懸命やる。オンリーワンを目指すのではなく、今の自分にOKを出せる生き方を探す方が、納得できる結果にたどりつけます」。

 その他、「『なんとなく』のつき合いをやめる」「バイキングで『食べない』という選択をする」「毎朝のテレビ番組を変える」などなど、自分ができそうなちょっとした習慣から見直してみましょう。

文=雨野裾