名刺交換を苦手からチャンスに変える! 常識破りの名刺活用術

ビジネス

2018/3/29

『売り込まなくても必ず仕事が取れる! 実践「ブランド名刺」のつくり方・使い方55のルール』(古土慎一/同文館出版)

 名刺は、名前や役職、連絡先など自分のことを紹介するアイテムであるということ以上のパワーを持っている。「名刺は100%見てもらえる最強の営業ツール」だと、名刺が持っているパワーを最大限に発揮する「ブランド名刺」を解説した『売り込まなくても必ず仕事が取れる! 実践「ブランド名刺」のつくり方・使い方55のルール』(古土慎一/同文館出版)が刊行された。本書では、名刺交換を苦手から得意に、そして仕事を得るチャンスに変える「ブランド名刺」の作り方や使い方を紹介している。

■名刺は最強の営業ツール

 どんな仕事でも、まず名刺交換からスタートすることが一般的だ。さて、初対面で名刺を交わす瞬間、あなたはどんな名刺を渡しているだろうか? 会社から配られた、名前や役職、連絡先が書かれた名刺をとりあえず渡して終わりになっていたら、それはすごくもったいないと著者の古土慎一さんは言う。名刺交換の目的は、挨拶ではなく営業。その後、仕事へ発展するかどうか、ビジネスチャンスが作れるかどうかの重要な場面だ。そのため、初対面で渡す名刺は、自分を相手に印象付けることができる最高のアイテムになる。名刺で上手に自分を売りこんでいくには、いくつかのポイントがある。本書からその一部を紹介していこう。

■あなたらしい写真が入っているか?

 顔写真が入っている名刺と入っていない名刺。あなたなら、どちらの名刺の人を覚えやすいだろうか? ほとんどの人が「顔写真が入った名刺」と答えると思う。私はもらった名刺をあとから見返したとき、名刺の持ち主の顔が思い出せないことが多々ある。そして、次に会うことになったときに「たぶんこの人は…」と相手の情報が不確かで、かなり困った経験もある。写真付きの名刺であれば、こんなことは起こらないのだ。さらに、顔写真のない名刺にくらべ顔写真が入った名刺のほうがより信憑性や親しみを感じる効果も期待できるというから、名刺に顔写真を入れない手はない。ただし、名刺にのせる顔写真は無表情のものだとちょっと怖い。相手に怖い人と思われかねない。だから、名刺に入れるなら微笑んでいる、人柄を感じさせる写真がいいと著者はアドバイスする。まずは、相手の記憶に残る名刺を作ることが大切だ。

■あなたがどんな人間だと書かれているか

 よく知らない相手に相談したり、何かを頼んだりすることは、なかなか勇気がいる。できることなら信頼できる人に相談し、頼みごとをしたいと思うのは、決して少数派の意見ではないと思う。それはビジネスにでもいえることで、相手に信頼してもらわないと次の仕事に結びついていかない。人に信頼してもらうためには、まず「自分がどんな人間か」を伝えることだと著者は言う。自分が何をできるのか、何のために仕事をするのか、経験や想いをしっかりと伝え、相手側から「何を頼める人なのか」を理解してもらうことが肝心だ。名刺の裏面でもいいから「なぜその仕事をしているのか」を簡潔な言葉で書きこんでおこう。

■オシャレすぎる名刺になっていないか?

 デザインの凝ったオシャレな名刺はインパクトがあって、第一印象はいいかもしれない。しかし、名刺の役割をしっかり担っていなければ、それはもったいない名刺だ。オシャレすぎて字が読めない、ごちゃごちゃとしたデザインで読みにくいのでは、内容が頭の中に入っていかない。名刺は相手がパッと見て自分にとって必要かどうかわかるように作りたい。

 名刺交換をして取引先と話すとき、うまく自分をアピールできない、話すこと自体が苦手だという人もいるだろう。そんなとき名刺は会話の糸口を作るきっかけになる。自分がどういう人間なのか書きこんでおこう。名刺を交換しながら、相手から質問が返ってきたら、それは自分を売りこむチャンスだ。名刺が持っているパワーを最大限に発揮できる方法は、あなたの心強い味方になるはずだ。

文=なつめ