新入社員の武器になる「ハンバーガー型」自己紹介とは?

ビジネス

2018/4/3

「しゃらくさい」と思いつつも、決してバカにできないのが“ビジネスマナー”だ。

 第一印象の与えるインパクトは大きい。取引先の相手の服がシワだらけだったり、髪型に清潔感がなかったり、敬語の使い方が変だったり、なんだかそれだけで不安になる。相手のことをよく知らない分、こちらはそういった印象だけで判断してしまう。小さいことの積み重ねだが、そこがキチンとしているだけで、上司やお客さんから良い印象を受け取ってもらいやすいのも事実だ。ビジネスマナーは知っているだけで“武器”にもなる。

『入社1年目 ビジネスマナーの教科書』(プレジデント社)

『入社1年目 ビジネスマナーの教科書』(プレジデント社)は、そんな第一印象を相手に良く受け取ってもらうために必要な武器がぎゅっと詰まった一冊である。

 入社1年目と書いてあるが、ここに書かれている内容が頭に入っていれば一生の財産になるだろう。というより、ベテランクラスでも抜けている部分は多いのではないだろうか。それくらい網羅的に書かれている。

 ビジネスマナーの本ではあるが、イラストも多くとっつきやすいのも特徴だ。堅苦しくないので気楽に読める。

 最低限の基礎知識に加えて、「ビジネスカジュアル」と「カジュアル」の違いや、服が汚れてしまったときの応急処置法(口紅がついたときは、まずティッシュでつまみとってから……等)、あると便利な「安全ピン」の活用法など、ワンランク上に見える小技も惜しみなく紹介されている。

 また、身だしなみについてだけではなく、自己紹介や電話対応などのコミュニケーション方法やビジネス文書の書き方までこれ一冊で十分に学べるので驚きだ。

 特に新入社員だと、自己紹介の機会が多いかもしれない。この本では、理想の自己紹介を「ハンバーガー形」として紹介している。まるでハンバーガーのパンと具のように、最初の挨拶(パン)と締めの挨拶(パン)の間にアピールコメント(具)を挟むと、まとまりのある美しい自己紹介になるのだそうだ。相手にさらに印象づけるための工夫なども例でいくつか載っているので、自己紹介が苦手な人はぜひ参考にしてみてほしい。

「未完成のメールを送信してしまった」「食事中にナイフやフォークを落としてしまった」「打ち合わせ中に電話ががかかってきた」……などなど、小さいことかもしれないが、だからこそ誰も教えてくれないマナーについてもQ&A方式で学ぶことができる。何か困ったことがあったときにチェックできるようカバンに忍ばせておきたい、心強い一冊だ。

文=園田菜々