「困ったときは、いつもカレー」から脱出! 忙しい日の強い味方「丼・麺・時短おかず」レシピ♪

食・料理

公開日:2018/4/6

『丼・麺・おかずde超簡単! Mizukiのやみつきごはん』(Mizuki/KADOKAWA)

「お安い食材を使った、チンのみで完成するレシピをぜひ教えてほしいです」「晩ごはんにもなる、ガッツリ系の麺レシピをお願いします」。そんなブログ読者などから寄せられるリクエストから生まれたのが、『丼・麺・おかずde超簡単! Mizukiのやみつきごはん』(Mizuki/KADOKAWA)だ。

 著者の料理研究家Mizukiさんは、「簡単・時短・節約」「普通のおかずを華やかに」をコンセプトに活動する、月間300万PVを誇る人気ブロガー。本書では、ひと皿で満足できる丼や麺、フライパン1つでできる時短おかずをたっぷりと紹介している。その中から、実際にそれぞれ1品ずつ作ってみた。

■「フライパン1つdeビビンバ」(P.14)


 丼は、色鮮やかな「フライパン1つdeビビンバ」。フライパンに、切ったにんじんとにら、もやしを分けて入れ、ごま油、塩、とりがらスープの素を合わせ回しかける。ふたをして蒸し焼きにし、それぞれ軽く炒めて取り出した後、牛肉を炒め、焼肉のたれを煮からめる。器に盛ったご飯の上に調理した具と、真ん中に卵黄をのせて白炒りごまをふり、好みでコチュジャンを添える。

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 ほかにも、「レンジde5分 キーマカレー」「タコライス風サラダ炒飯」など、まぜるだけ、のせるだけで立派で大満足の1品ができあがる。

■「海鮮あんかけかた焼きそば」(P.32)


 麺は、家庭ではなかなか味わえない「海鮮あんかけかた焼きそば」。焼きそば麺は電子レンジで加熱し、フライパンで焼き色がつくまで両面焼き、4等分にして皿に盛る。空いたフライパンで、解凍したシーフードミックスと切った小松菜をごま油で炒め、水、片栗粉、酒、とりがらスープの素、オイスターソース、しょうゆをよく混ぜて加え、とろみがついたら麺にかけて完成。

 そのほか、「なめこおろしぶっかけそば」「カルボナーラ釜玉うどん」など、茹で麺をフル活用した時短料理が充実している。

■「レンジdeよだれどり」(P.38)


 おかずは、冷やしてもおいしい「レンジdeよだれどり」。下処理したとりむね肉に水、酒、塩、片栗粉をもみ込んで電子レンジで加熱し、余熱を通す。その間に、先ほどの蒸し汁、チューブにんにくとしょうが、しょうゆ、酢、砂糖、ごま油、ラー油、白炒りごまを混ぜたたれを、スライスしたとり肉にたっぷりとかけ、万能ねぎをのせるだけ。

「焼きキャベツメンチカツ」「ゴロゴロ野菜のポトフ」などの揚げ物、煮込み料理もどんどん時短、お手軽に。

 ほかにも、見栄えがグーンとアップする方法、鶏のむね肉やささみがびっくりするほどやわらかくなるコツ、丼と麺にオススメの器や料理の腕が上がる調理グッズなど、初心者にもうれしい基本のコラムが盛りだくさん。

 家で作ることが難しそうなメニューを次々と、しかも簡単に実現させてくれた本書。手に入りやすいとりむね肉やささみ、豆腐、きのこ類、もやしが大活躍できるのが、何よりうれしい。日々のメニューに悩んでいる方やお仕事終わりの食事作りに追われる方、これから一人暮らしを始める方にも、キレイにできて「作る」ハードルが下がる、お役立ちの1冊。

文=植木きりん