女は服装で第一印象が9割決まる!? “見た目”で愛される方法

暮らし

公開日:2018/4/14

『女は服装が9割』(吉村ひかる/毎日新聞出版)

「周りから大切にされる人とそうでない人の分かれ道は「見た目」にある」。『女は服装が9割』(吉村ひかる/毎日新聞出版)の中でそう語る吉村氏は、国際イメージコンサルタントの吉村氏は、有名デパートの三越で店長を務め、約10万人ものお客様に接してきた。吉村氏によれば、幸せの分かれ道は、自分の人柄を服装で相手に伝えられるかどうかで変わってくるのだという。

 自分の人となりは、言葉でうまく伝えるのが難しいものだ。だからこそ、吉村氏は本書の中で、中身を磨く前にまずは、見た目を変えようと提案している。数年前、『人は見た目が9割』(竹内一郎/新潮社)という本が大ブームになったことは記憶に新しい。人は他人を判断するとき、まず視覚に頼るものだ。そのため、人の第一印象は視覚によって得られた情報が主になり、わずか2秒で決まってしまうのだそう。だからこそ、ポジティブなイメージを抱いてもらうためには、下記で紹介する“印象を変える3つのステップ”を心がける必要がある。


1.どうなりたいのか。目指す姿(ゴール)を決める
2.目指す姿に近づくような服を身につける
3.ふるまいを変える

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 私たち人間は、周りの人から自分がどう見られているのか気になってしまうことも多い。特に女性は同性同士のカースト制度で悩んでしまうことも少なくない。そんなときこそ、セルフプランニングで自分の印象を操作していくことが大切だ。同じようなシチュエーションでも場によって似合う服装が違うこともある。自分が抱く理想像を服装によって明確にできれば、自分自身をマネジメントしていけるのだ。

■自分だけのテーマカラーを探そう

 企業がコーポレートカラーを決めているように、私たちも自分のテーマカラーを持つべきだと吉村氏は語る。そのためには自分自身の髪や肌、瞳、唇、頬の色に調和するパーソナルカラーを知ることが重要なのだそう。パーソナルカラーを身に付ければ、その人がより美しく、魅力的に見えるという。

 また、パーソナルカラーの中でも特に似合う“勝ち色”はここぞというときの勝負服に取り入れるのもおすすめなのだそう。例えば、大切な打ち合わせや気になる彼との初デート時などに活用すれば、普段以上の魅力が醸し出されるのだ。

 自分で似合うと思っている色とパーソナルカラーは、まったく違っていることもある。だからこそ、本書を参考にしながら、自分を活かせるテーマカラーを探してみてほしい。

■性格はふるまいに表れる

 普段、自分が他人に対してどんなふるまい方をしているかを考える機会はあまりないものだ。しかし、人の性格は普段の何気ないふるまいの中に隠されており、周囲の人はそのふるまいを見て、あなたの価値を見極めている。例えば、顔見知りの人と目が合ったときに頭を下げる人と目をそらす人では、明らかに前者のほうが好印象を与える。

 こうしたポジティブなふるまいは周りを笑顔にするため、継続して行い続けていれば、周りから自然と大切にされる人になれるのだ。人は丁寧に扱ってもらえればその分、相手にも優しい気持ちを持てるようになる。誰かの笑顔を生み出すポジティブなふるまいは洋服のように普段から身につけておきたいものだといえるのではないだろうか。

 日本人は、自分を魅力的に表現することが苦手だ。しかし、人の内面は名刺交換では伝わらない。だからこそ、TPOや自分自身に合った服装やふるまいで「私はこんな人です」と積極的にアピールしていくことが大切なのかもしれない。

文=古川諭香