がんばりすぎ女子に贈る、人生がラクになる「がんばらないレッスン」

暮らし

更新日:2018/5/22

『心屋流 がんばらないレッスン』(PHP研究所)

 SNSを見ていると、自分に自信がなくなっていく。みんな充実した毎日を送っているのに私はどうだろう。どうしていつも私ばかり大変なのだろう。どうしてこんなにやってもうまくいかないのだろう…。いつもがんばっているのに、そんな風に他人と比べて、自分に自信を失いがち…。そんな女子にこそ読んでほしい本がある。

 キャンセル待ち続出の超人気心理カウンセラー・古庄由佳氏著『心屋流 がんばらないレッスン』(PHP研究所)では、がんばりすぎている女子に向けた人生がラクになる「かんばらないコツ」が記されている。古庄氏によれば、人生にしんどさや生きづらさを感じてカウンセリングを訪れる人の多くは、「がんばらなくちゃ」という呪いにかかっているという。がんばること自体は悪いことではない。だが、人生を苦しくさせてしまう「がんばり」とは、自分ではない誰かになろうとするがんばり。それをスパッとやめてしまえば、人生はもっとラクになるはず。この本は、4人の女子を例に「がんばらなくても幸せになれる方法」が物語形式で紹介されていく。女子たちのタイプは、自分と重なるものもあれば、友人にいそうなものも。たとえば、こんな女子たちが登場するが、心当たりはないだろうか。

■「もっともっと」を求め続けるハンター女子

 このタイプの人は、上昇志向があり、いつも自分を追い立てている。そんな人は、自分の気持ちをないがしろにして周囲の期待にこたえようとしがち。がんばっているアナタをもう周囲は認めているはず。その前提に立って、もっと素直にできないことは「できません」と言ってみたり、自分で自分を認めてあげたりすることが気持ちをラクにするコツだ。

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■いつもニコニコ空気を読み過ぎる、好印象仮面女子

 人の話を聞くばかりで自分のことは話さないこのタイプは、「大丈夫な自分」を常に演じている。人と揉めるのを嫌いながらも、心の中には、ドロドロした気持ちが溜まり、ストレスももちろん溜めがち。どんな自分をさらけ出しても、周りはアナタを認めてくれる。隠してきた自分をさらけ出せるように少しずつチャレンジを重ねていこう。

■自分のことは後回し! 勝手に尽くす奉公女子

 人に頼りにされて、世話を焼くポジションにいるこのタイプは、自分のことを後回しにしがち。いるだけで、人を幸せにしているのだから、人のためにがんばりすぎなくてもいいのに…。このタイプは、もっと周囲のことも、自分のことも信頼すべき。そして、つらい時は素直に周囲に甘えることも必要だ。

■己を罰しすぎる…自分スパルタ系女子

「何をやってもダメな自分」がイヤになっているこのタイプは、自分のことを責めがち。口ぐせのように謝っているのをやめ、がんばれない自分を丸ごと愛してみよう。ダメだと思っていた自分の裏側に同じぐらい素晴らしい自分がいることに気づくにちがいない。

 本書はオトナ女子4人の物語であるとともに、読者自身の物語でもある。自分と同じタイプを見つけて、その対処法が見つけられる。「がんばらないレッスン」で、がんばり続ける日々を卒業し、のびのびと自分を楽しむ人生を始めてみよう!

文=アサトーミナミ