お金欲しい、モテたい、ラクしたい、認められたい、やなことしたくない…って気持ち、いったいどこから来るの?

暮らし

2018/6/1

『僕らの魂が地球に放り込まれた理由』(石田久二/KADOKAWA)

 はじめまして。『僕らの魂が地球に放り込まれた理由』の著者・石田久二(いしだひさつぐ)と申します。2018年5月25日に発売された本書にまつわるサイドストーリーを、これから7回にわたってお伝えしたいと思います。

 まずは筆者、石田久二(「Qさん」と呼ばれています)がどんな人物かを簡単に。現在45歳で妻と3人の息子と暮らすフツーのオッサンで、普段はセミナー・研修講師、本やSNSへの執筆を生業としているのですが、一方で滝行歴14年の在家の行者を自負しています。

 これまで自己啓発・精神世界を中心に7冊の本を書いており、今回の本は「行者」としてバックグラウンドを生かした1冊にしたいと思い、構想半年、執筆半月で書き上げました。何の取り柄もなく冴えない「ボク」を主人公として、それはまるで私ごとのようにスイスイと書き進めることができました。

 さて、本書には「7人の神様」と「7匹の悪鬼軍団」なるキャラクターが登場するのですが、第1章のメインの神様は稲荷大明神、と言えばお稲荷さん、と言えば狐が連想されます。稲荷大明神には「五穀豊穣・商売繁盛」のご利益があると言われ、全国のいたるところ、神社や祠でお会いすることができます。一方で狐の姿とも結びつけられ、人を化かすような怖いイメージを持つ人もいるようです。

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 山の中に大きなお屋敷があった。そこには絶世の美女がたいそうなご馳走とお酒で振舞ってくれたのですが、翌朝、目が覚めると泥団子と濁った水に狐が1匹。見事に化かされ、絶頂から一気に奈落の底に突き落とされます。

 つまり、ラクして儲かるとか、何もしないで成功するとか、そんなウマい話はないんだよって教訓を残すのですが、このような話は全世界にあるようです。人間の普遍的な「煩悩」と言っていいでしょう。

 今でも時々こんな話を聞くわけで、ちょうど本書を執筆している時、世間を賑わせていたのが、仮想通貨による「億り人(おくりひと)」の話題と、取引所コインチェックへのハッキングでした。仮想通貨は昨年1年で百倍から千倍近くまで暴騰し、いい思いをした人もいながら、その直後の暴落で地獄を見た人の噂もチラホラ。まさに狐に化かされた気分!

 本書では「仮想通貨⇒妄想通貨」「億り人⇒億様は魔女」とパロってみましたが、仮想通貨に限らず、投資詐欺や怪しげな情報教材の類に騙されたことってありませんか? 恥ずかしながら筆者も多少は。

 すべては煩悩のしわざ。煩悩があらゆる失敗の原因であると同時に、乗り越えるべき成長の原動力と言えます。お金欲しい、モテたい、楽したい、認められたい、やなことしたくない、これからの煩悩に「鬼」が住み着き、いよいよ神様の力を借りて突き進んでいく物語。

 主人公である34歳フリーターのボクも、金狐神(稲荷大明神)との出会いによって妄想通貨をつかまされ、そこから人生がどんどん展開していきます。ボクはどうなっちゃうのでしょうか!

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 ちなみに金狐神は「煩悩はフォアグラのように肥大化する」と言うのですが、稲荷大明神としばしば同一視される荼枳尼天は「人間の内臓を食らう」と言われ、怖がられています。フォアグラも内蔵だし、このシンクロに気づいたのはつい先ほど。少しゾッとしました。

石田久二(いしだひさつぐ)
メンタルコーチ、講師、旅人、株式会社アンサー代表取締役。夢実現のライブセッションを主宰。大学卒業後、世界を放浪し、大学院、ニート、契約社員を経て2005年に独立。その前年から始めたブログは14年間毎日更新。「宇宙の法則」の実践により、収入、時間、家族、仲間、健康のすべてを満たしたライフスタイルを実現。2004年より天台修験の導師に師事し、滝行はこれまで1400回以上に及ぶ。魂を揺さぶるエモーショナルな講演スタイルに熱烈な人気を博す。