男と女、それぞれに合ったダイエット法がある! 男らしさ・女らしさを活かす「ミオドレ式ダイエット」

健康・美容

公開日:2018/6/5

『本気でやせたければ 筋肉をほぐしなさい』(小野晴康/講談社)

 年齢を重ねたり、時期的に肌の露出が増えはじめたりすると、ダイエットを始める方も多いだろう。「今度こそ、本気で痩せたい」―そう思っても、制限が多いダイエットだと途中で挫折してしまうこともある。そんな方にこそおすすめしたいのが、理学療法士である小野晴康氏が記した『本気でやせたければ 筋肉をほぐしなさい』(小野晴康/講談社)だ。

 小野氏いわく、男女は筋肉の付き方や骨格に大きな違いがあるため、男性には男性の、女性には女性のそれぞれの体の特性にあわせたダイエット法が必要なのだそう。そうすることで、リバウンドもしにくくなるという。そのためにまず必要なのが、筋肉をほぐすことだ。

 ダイエットを行うときはつい、運動をしてカロリーを消費すれば痩せるのではないかと考えてしまう。しかし、激しい運動は筋肉を硬く、太くし、逆に痩せにくい体を作ってしまうそう。そのため、痩せる体を作るには現在ついている筋肉をほぐし、質のいいやわらかい筋肉をつけていくことが大切なのだ。そこで、小野氏は独自に考案した「ミオドレ式ダイエット」を推奨している。

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■男らしさ・女らしさを活かす「ミオドレ式ダイエット」とは?

 小野氏が考案したミオドレ式ダイエットは芸能人やモデルが多数実践し、話題のダイエット方法。ミオドレ式ダイエットでは代謝が高く、質のいい筋肉を作った上で、男女ごとに異なったアプローチを行い、痩せやすい体を作っていく。そう聞くと実践するのが難しそうに思えるかもしれないが、「押す」「つまむ」「流す」の3ステップで行える。

 体には筋肉の始点と終点が集まっている場所があり、そこには神経と血管が挟み込まれた「くぼみ」がある。小野氏によれば、このくぼみはたとえれば、ターミナルステーションのような存在であるため、状態が悪くなると代謝が落ちたり、太りやすくなってしまったりする恐れがあるのだそう。

 そうした状況を改善するために役立つのが、「押す」という手技だ。ミオドレ式ダイエットを行うときは老若男女問わず、まずは「くぼみを押す」ことから始め、年齢や性別に合わせて「つまむ」や「流す」といったプロセスをとっていくことが大切になる。男女ともに3ステップで筋肉をほぐし、男性は筋トレをプラスしていくと、男性らしいボディラインをキープでき、女性はよりやせやすい体をキープできる。本書では男女別のダイエットプログラムがイラスト付きで分かりやすく記されている。


 巷には様々なダイエット法が溢れているが、制限が多いとストレスが溜まってしまう。しかし、男女の体の違いに着目したミオドレ式ダイエットは無理なく行える。斬新な着眼点が詰まったミオドレ式ダイエットは本気で痩せたい人にとって、強い味方となってくれるだろう。

 なお、より手軽にミオドレ式ダイエットを実践されたい方は、5月23日に発売された『VOCE』7月号の豪華付録“ブラッシングカッター”もチェックしてみてほしい。小野氏が監修したこちらのブラシはミオドレ式ダイエットの3ステップ、「押す」「つまむ」「流す」が一本で行える優れものだ。グリップが握りやすいように設計されており、太ももやウエスト、二の腕などの気になりやすい部分が磨けるようになっているのも嬉しいポイントだ。また、マッサージ時にあわせて使える、徹底保湿ができるボディ用乳液「ニュートロジーナ(R)ノルウェーフォーミュラ インテンスリペア ボディエマルジョン」もついている。




 これまでのダイエット法にはない男女別のダイエット法という着眼点から考案されたミオドレ式ダイエットは、体形の改善だけでなく、老化の兆しが見えはじめる40歳以降の男女の体にも変化を与えてくれるという。「そろそろ自分の体を向き合いたい」―そう思っている方は、本書を手に、本気の体形改善を始めてみてはいかがだろうか。

文=古川諭香