〈3か月で腹囲-9.8cm!〉おなか痩せ黄金「比」に基づいた「スマート和食」メソッドの全貌大公開!【作ってみた】

暮らし

公開日:2018/6/8

『おなか痩せの黄金「比」レシピ』(花王株式会社/文藝春秋)

 6月に入ってクールビズも始まり、そろそろ薄着になる季節。そうなってくると気になるのが自分の体形ですよね。あれっ、去年はこのスカートはこんなにきつくなかったのに…、おなかがぽっこりした気がする…。こんな悩みはありませんか? れは“内臓脂肪”がたまってきたからかもしれません。

 そんな内臓脂肪を撃退するべく、あの特定保健用食品の飲料ブランド「ヘルシア」を展開している花王の健康&ダイエットレシピ本『おなか痩せの黄金「比」レシピ』(文藝春秋)が発売されました。

 ここでは、花王が発見した、おなか痩せの栄養バランス黄金「比」に近づくための食べ方&くらし方、「スマート和食」メソッドに基づくレシピが紹介されています。この「スマート和食」は実際に社員食堂でも提供されていて、社員の中にはこのランチを食べて、3か月で腹囲-9.8cmを実現したツワモノもいたとか。そこで、この中から3品を実際に作ってみました。

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■そもそも、おなか痩せ黄金「比」、「スマート和食」メソッドとは?

 おなか痩せ黄金「比」とは、食事の量(カロリー)だけではなく、食事の質(栄養バランス)が重要という考えのもと、脂質は減らしてたんぱく質をしっかり摂る、糖質をとるなら食物繊維も一緒に、脂質はオメガ3で摂るという定義を、きちんと数値化したもののことです。

「スマート和食」メソッドとは、先ほどの黄金「比」に近づくために考え出された食べ方&くらし方のことで、毎食ごはんを中心に主菜1品、副菜2品摂る、魚と大豆製品はそれぞれ1日1回ずつ食べる、肉は低脂肪のものを選ぶ、旬の野菜、きのこ、海藻、芋、果物などをまんべんなく食べる、朝食は午前8時、夕食は午後8時までに、お菓子やアルコールは合わせて1日総摂取カロリーの1割以下にするといったことが定義づけられています。

1.ヘルシーなのにボリューム満点!「キャベツとさけのさっぱり蒸し~ごまだれ添え~」(P.42)

 なたね油を熱したフライパンに、塩・黒こしょうで下味をつけておいたさけを入れ、両面色よく焼き、一度取り出します。キャベツ・しめじ・酒を入れ、さけを戻し入れたらフタをして3分ほど蒸し焼きに。塩・白こしょう・レモンのしぼり汁を加えて味をととのえたら器に盛り付け、白炒りごま・酢・きび砂糖・しょうゆ・和風だしの素、ごま油を合わせたごまだれを添えれば完成です。

 1品目は、さけを使ったフライパンで作れる主菜レシピです。スマート和食では、オメガ3が多い魚は、少なくとも2回に1回は摂りたい、おなか痩せへの近道となる食材とされています。そんな魚を蒸し料理にすることで、さらにヘルシーに。また、魚だけでなく、旬のキャベツやしめじもたっぷり使っているので、ボリュームは満点! こに、甘酸っぱいごまだれをかければ、味に変化が出て、あっという間に一皿ぺろりと完食です。

2.ソースを和えるだけで完成!「豆の白和え」(P.65)

 まず白和えのもとを作ります。ボウルに、しっかり水切りした木綿豆腐・きび砂糖・しょうゆを入れ、泡立て器でよく混ぜれば白和えのもとの出来上がり。これをボウルに入れ、ミックスビーンズを加えて混ぜ、最後に塩で味をととのえれば完成です。

 2品目は、1の主菜におすすめの副菜として紹介されているレシピの1つです。主菜は頑張って作ったとしても、追加で2品も副菜を作るのはなかなか大変だったりしますよね。そんな時に便利なのが「基本の和えだれ」。これさえ作っておけば、あとは食材とさっと和えるだけ。しかも、食材との組み合わせは無限なので、いろいろなアレンジを楽しめます。

 ここでは、甘みがあってクリーミーな白和えのもとを作り、1日1回は摂りたい豆と組み合わせました。ホクホクした食感の豆を、きび砂糖によってコクが増したソースが包み込み、缶詰を開けて和えただけとは思えない、本格的な一品になっていました。白和えのもとは、豆以外に野菜とも相性バッチリな万能ソースです。

3.食欲がない時にもさっぱり食べられる「きゅうりとえのきの酢しょうが和え」(P.67)

 まずは、酢しょうがのもとを作ります。ボウルに酢・きび砂糖・塩を合わせ、せん切りにしたしょうがを加えれば完成。そこへ、板ずりしたきゅうり、水で戻したわかめ、電子レンジで加熱したえのき、しらすを加えて和えれば完成。

 3品目も、1品目の主菜に合う副菜として紹介されていた一皿です。ここでも、万能で、これからの暑くなる季節にぴったりの、さっぱり和えだれを作っておくことで、あとは食材を和えるだけで完成しました。甘みがありながらも、しょうがのピリリとした辛みが、野菜やわかめにしみ込んで、食欲がなくてもこれだけは箸が止まりません。この酢しょうがのもとは、野菜だけでなく、たこの酢の物などにも使えます。

 今回作った3品に、玄米・雑穀米などごはんを1膳足すだけで「スマート和食」の完成です。これら以外にも、黄金「比」にのっとったレシピが数多く紹介されていて、どんな組み合わせでも大丈夫なので、家庭でも簡単に黄金「比」を実現することができます。

■「スマート和食」で、憎き内臓脂肪とおさらば

 年齢が上がるにつれ、生活習慣病の原因となる内臓脂肪というのは、誰もが気になる問題です。でも、実際どのような食生活にすれば内臓脂肪を撃退できるのかまではきちんと向き合えていなかった人にとって、効果が実証されたレシピというのはかなり心強い存在です。主菜1品、副菜2品を選ぶだけで無理なく、おいしく続けられる「スマート和食」で、内臓脂肪問題を改善しませんか?

文=JUNKO