公立高校→ハーバード→ジュリアード音楽院…「深イイ話」で話題の廣津留すみれさんの家庭学習法がすごい!

出産・子育て

2018/6/11


 廣津留すみれさんのエピソードはとにかく驚かされる。大分の公立高校から、現役でハーバード大学に進学し優秀論文賞を受賞して2016年に卒業。その後、ジュリアード音楽院の修士課程に進んで、先月、最優秀音楽賞を受賞しての卒業。卒業後はバイオリニストとして世界を舞台に活躍することが期待されているのみならず、また新しい分野に挑戦しようとしている。

■留学経験も、塾に通ったこともない

 華々しい経歴を聞くと、遠い別世界の話のように聞こえる。さぞかし膨大な教育費をかけて、特別な環境で育ったに違いない、と。しかし、そうではないのだ。すみれさんは、大分のごく普通の家庭で育った。小、中、高と地元の公立校に通った地方都市の女の子だった。ハーバードに進学するまでは、留学経験もなし、塾に通ったことすらないという。

■娘の部屋から笑い声が。それはなんと!ハーバード大の面接だった

 すみれさんは、親のすすめでハーバードを受験したわけではない。自分が受けたい授業、学びたいことを考え、ハーバードの教育に行きついたのである。もちろん、親の了解は得たものの、受験申込みから受験までの手続きいっさいを自分でやってのけた。母親の廣津留真理さんは当時の様子をこう語る「すみれの部屋から楽しそうな笑い声が聞こえてきて、それがハーバードの面接官とのPC面談だと分かった時は、我が娘ながら、度胸が座ってるなと思いました。」

■英語はすべて日本国内で習得。手作りの絵本やカードで学んだ

 塾にも通わず、留学もせず、面接で笑いがとれるまでの英語力をどうやって身につけたのだろうか。その秘密は母である廣津留真理さんとの家庭での英語学習にあった。真理さんは英語が得意で翻訳の仕事などをしていた。子どもには、自分の好きなことや得意なことを教えるべき。そう考えていたので、すみれさんが幼い頃から、日本語とともに、英語も教えた。自作の絵本や英語カードを使って、たくさんの英単語を教えた。「自分がやってて楽しかった」から、すみれさんに読み聞かせるための絵本を夢中になって夜中まで作り続けたこともあったという。


■子どもの脳はスポンジのように語学を吸収する

 母親の真理さんは、すみれさんへの英語教育を原点に、子ども英語教育「ひろつるメソッド」を開発。現在は大分市内でハーバード大学生が講師陣のサマースクールと、英語教室を主宰、講演や公開講座に全国を飛び回る日々だ。教室からは、幼児や低学年で英検3級合格者が続出。ここでの英語教育は、とにかく単語、英文を声に出して読み進めることが基本。「こんな文は子どもには難しい?」と思うのは大人の余計な心配だということが、教室で学ぶ子どもたちを見ているとすぐに分かる。子どもの脳はスポンジのように語学をどんどん吸収していくのだ。
 真理さんは言う、「大多数の英語教室や塾はムダだらけ。ABCの書き取り練習、英語を使ってグループで行うゲーム、和訳、文法は必要ありません。娘がやっていた1日10分の家庭学習こそが、子どもの英語力を伸ばす方法です」。

■親の英語力は関係ない

 子ども英語教室に頼れない!家庭教育が重要!となると、親が英語が得意ではない場合、子どもの英語力を伸ばすことは難しいのだろうか……しかし、真理さんは「親の英語力は関係ありません」と言い切る。「テキストと音源さえあれば、だれでもすぐにできます。親が英語が苦手だといって、逃げる必要な全くありません。実は児童英語教室、塾や学校の英語の先生の多くは親御さんと同じで本当に効果的で役にたつ英語の教え方がわからないのです。わかっていれば日本人がこんなに英語下手なはずはありませんから。そうとわかれば、親がやることはただひとつ。家庭の安心できる環境で、1日10分継続的に無駄を一切省いた学習を行うことです。親の役割は子どものモチベーションを上げること。しっかりほめて、頑張りを認めてあげましょう」

■ひろつるメソッドが家庭で学べる初のテキスト


 子どもが1日10分、家庭で英語学習するのにちょうどいい教材。そのコンセプトで生まれたのが『ひろつるメソッド Don Don English!』(主婦の友社)だ。Apple=りんごレベルから初めて、1日10分、週5日、土日はお休みのペースで継続すれば、幼児小学生でも半年で英検5級レベルまで到達できる内容になっている。発売とともに大反響、即重版が決定した。
 繰り返しになるが、英語習得への道は、まずは「継続」と「暗記」。それができるのは塾でも英語教室でもない、家庭なのだ。