ファンデで欠点を隠しすぎてない? 愛される人が密かにやっているファンデの塗り方

健康・美容

公開日:2018/6/15

 発売即重版となり、今話題のメイク本『引き寄せメイク♯自分史上最高に可愛くなる』(KADOKAWA)。ヘアメイクアップアーティスト・高橋有紀さんが紹介する引き寄せメイクは、数々のモデル・女優から「絶対に可愛くなれる!」と絶大な支持を集めています。漠然と可愛くなりたいと思っている人、自分に似合うメイクが分からないという人、メイクがマンネリ化してしまった人に、今回はベースメイク編のテクニックをご紹介します。

本のカバーモデルは内田理央さん

◆欠点を隠す=キレイになるという勘違い

 誰だって、自分の欠点を他人には見られたくないもの。だけど、「もっと隠さなくちゃ…」とついつい気になるところにファンデーションを重ねると、仮面をつけているような残念な仕上がりに。隠す欠点と、隠さない欠点の違いがあるんです。

 大切なのは「メイクを引きで見る」意識。ファンデを塗るときは、鏡から少し離れて見てください。今まで気にしていた部分って、厚塗りしなくても引きで見ると気にならないことが実感できます。人のパーソナルスペースは友人で100センチ、ビジネスは300センチと言われているからこそ、少し離れて、どういう印象になるかを意識しよう。

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◆新常識!ファンデはワントーン明るい色にする

 ファンデーションはシミなどのカバー力より、ナチュラルに肌にツヤを出すものが◎。だからパウダリーよりも断然リキッド! さらに、顔全体に塗り込まないこと。今までは、肌色よりワントーン暗い色を選びましょう、というのが常識でしたが、最近のファンデなら、肌色よりワントーン明るい色を選んで、全体に塗りこまない方が正解。頬の部分を中心に指でちょんちょんと載せて、それを顔全体に伸ばしましょう。ラクなのに、自然でキレイな仕上がりになります。もしまだ暗い色選びをしているなら、いますぐチェンジして!

 ただし、その分下地は必須。
 BBクリームのようなワンアテムのものはどうしても厚塗りになってしまうからです。
 乳液のように水分たっぷりで軽い質感のものを、顔全体にスキンケア感覚でベースを作りましょう。下地は、厚塗りにならないけれど、質感を整えてくれる大切なプロセス。

 この2点を意識すれば、ナチュラルな美肌が手に入ります!
 このテクニックは夏の崩れやすい時期にも使えるテクです。

隠し過ぎないから、触れたくなるナチュ肌が生まれます

◆シミやそばかすは隠さなくてOK!

 シミやそばかすを完璧に隠す必要はありません。程よく隙を作ることが魅力的な女性になる近道なんです。逆に肌のくすみは厳禁。とくに目の下のクマとニキビは第一印象を下げてしまうので注意が必要です。ここが気になるなら、使うのはオレンジ系のクリームタイプコンシーラー。目の下のクマは、ファンデーション後に目の下の三角ゾーンにのせ指でトントンとなじませることで明るい印象になります。ニキビはできるだけピンポイントにコンシーラーをのせ、決して伸ばしすぎないことが重要です。周りだけを指でぼかすことを意識すれば自然にカバーできます。

 欠点を隠すためのメイクだと、近寄りがたい印象になってしまって出会いが引き寄せられません。最初は欠点を隠さないことに恐怖を感じるかもしれませんが、「自分らしいメイク」は、実は好感度も高いメイク。書籍では、簡単だけど美人になれちゃうずるすぎるテクをたっぷり紹介しています。

文=山岸南美