コネづくりには意味がない? 誰でも一流を目指せる「心の磨き方」を一挙70項目!

ビジネス

2018/6/14

『一流の人に学ぶ心の磨き方』(永松茂久/かんき出版)

「成功した人生を手に入れたい」――そう考えて、さまざまなスキルを磨くことで一流の人になろうとする人は多いかもしれない。しかし『一流の人に学ぶ心の磨き方』(永松茂久/かんき出版)は人間の根っこである“心”を磨くことこそが、人生を変えるためには必要なのだと教えてくれる。本書には「一流の人の考え方」が全70項目も記されているため、自分の悩みに合わせた心の磨き方を発見できる。今回はその中でも特に筆者の胸に強く響いた考え方をいくつかご紹介していきたい。

■ブレない心の軸を持つ

 近年はインスタグラムやTwitterなどのSNSが流行っており、他人の視線が気になったり、周りの人の意見に合わせてしまったりすることも多い。しかし、一流の人になるには心にブレない信条を持ち、その他大勢の声ではなく、自分自身を信じることが大切なのだと永松氏は語る。

 自分の人生は自ら舵を取っていかなければならないものだが、時には迷ってしまい、周りに意見を求めたり、大多数が下した決断に流されてしまったりすることもあるだろう。特に、会社や自分の未来に関わるような大きな決断を行うときは、失敗を恐れてしまうこともある。

 しかし、周りの意見を鵜呑みにせず、自分の道を自分で決断することこそが一流の人への近道になる。自分自身がじっくりと考えて下した決断であれば、たとえそれが失敗してしまっても、結果として自分の成長に繋がる。失敗は人生の大事な財産にもなるため、学びとして活かすことができれば糧にもできる。そして永松氏いわく、自分が信じた道を貫ける人は、自然と周囲から評価されたり、信頼されたりするようにもなるのだという。

 人生に影響を及ぼすような重大な選択を下すときには誰だって怖くなるだろうが、そんなときこそ、本書の言葉を噛みしめ、自分が信じた道を歩める心を作ってみてほしい。

■名刺交換で人脈は作れない

「成功するためには人脈が必要だ」と思い、新たな出会いをものにしようとパーティーやセミナーへ繰り出す方も多いのではないだろうか。しかし、一流の人になるには多くの出会いを求めず、目の前の人を大切にすることこそが大切になるのだそう。

 多くのコネを作ることは確かに大切なことかもしれないが、その関係がただの名刺交換でのみ繋がれているのであれば、あまり意味がない。名刺に記されている情報はごくわずかであり、本当の人間性は深く付き合っていかなければ見えてこない。だからこそ、一流の人は新たな縁を作って深めるために、まず目の前にいる人との縁を全力で大切にするのだ。

 人の喜ぶ顔を見るには、リサーチ力や自己アピール力も必要になってくる。そのため、目に前にいる人をどう喜ばせるか考えるのは、自分の魅力や評価を上げることにも繋がっていき、結果的にコネ以上の強みを手に入れられる。

 出会いの数は多いのに、なぜかいつも結果に繋がらない…。そんな悩みを抱いている方はぜひ本書を参考にし、人との関わり方をもう一度客観視してみてはいかがだろうか。

 自分よりも他人の気持ちを優先的に考えることが日本では美徳だと思われやすい。しかし、一流の人は自分自身の気持ちを大切にしながら、ブレない考え方を貫いている。一生に一度の人生は、自分の心をどう磨くかで180度変わっていく。「自分に自信が持てない」「人生がつまらない」と感じている方こそ、一流の心磨きを行い、人生の可能性を広げてみてほしい。

文=古川諭香