チリチリと胸を焼く嫉妬が女を美しくする!?

2012/3/12

パピヨン −花と蝶− (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:上田美和 価格:432円

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地味でネガティブな亜蝶(あげは)と明るくて人気者の花奈(はな)は双子の姉妹。必然的に周りからは花奈と比べられて育ってきた亜蝶は自然と暗い女の子に。でも、ある時、2人が通う高校にやってきているスクールカウンセラーの九ちゃんと出会うことで亜蝶は少しずつ変わっていく。

事情があって田舎でおばあちゃんに育てられた亜蝶に対し、花奈は都会の両親の元で育てられていた。
「同じ双子なのに、どうしてこうも違うんだろう?」
「立場が入れ替わっていたら、私も花奈みたいになれていた?」
亜蝶は妹である花奈に対する劣等感と嫉妬でますます俯き加減に生活を送るように。
そんな亜蝶を、九ちゃんがサナギから蝶へと成長させていく。
しかし、花奈は花奈で亜蝶に対して、複雑な感情を抱いていて…。

前半は、ラブもたっぷりとあるものの、亜蝶と花奈の互いへの嫉妬を交えて複雑な関係が中心に描かれている。この嫉妬というのは厄介なもので、大なり小なり、今までの人生の中で感じたことがあるのではないだろうか。

女性の嫉妬心はまた特有なもので、男性には理解され難いもの…かもしれない。それだけに2人に関係する男たちは「なんでそんなことをするわけ?」と不可解な様子。頭では嫉妬を理解していても、その心の内は理解できない…といったところだろうか。

分かってもらえたとしても、そのグチャグチャな心の内を見透かされてしまうのは恐ろしいところだけれども(分かってもらえてないよりはマシ? うーん)。その嫉妬心の現れがあまりにもリアルなので、もう胸が痛くなる。。

しかし、嫉妬は悪いことばかりじゃない。その嫉妬にほんの少しスパイスがプラスされれば女子が成長する大きな原動力になるのだから。「嫉妬しているあたしって醜い!」などと思うことなかれ。それをどう生かすは自分次第…ということを教えられた気がする。

そして、ぜひとも男性陣にはこの作品を読んでいただき、女心がなんたるかをせめて頭だけででも理解してもらいたい…と思う次第である。


地味な亜蝶はいつも俯き加減…

一方の花奈の周りはいつも人の輪が

しかし、突然現れた謎の男・九ちゃんが亜蝶を変えていく