決断のしかたを変えれば人生が変わる!? 幸せになるための最速の近道とは

暮らし

2018/6/23

『魂の目的を知れば、人生はうまくいく』(礒一明/ヒカルランド)

 皆さんは人生の中で失敗あるいは大変な出来事を経験したことはありますか。もしあるとすれば、そのような出来事はなぜ起こるのか知りたくありませんか。ある出来事の原因を知るといっても、ここではメカニズムを科学的に分析するのではなく、ちょっとだけスピリチュアルな世界からそのような出来事が起こる仕組みと、そこから見えてくる“人生の目的”について考えてみたいと思います。

 本稿で皆さんにご紹介する書籍『魂の目的を知れば、人生はうまくいく』(礒一明/ヒカルランド)はスピリチュアル的視点を活かした自己啓発本です。ここでいう「スピリチュアル」とは浮世離れした超人技ではなく、人生と現実をより良くするための一つの考え方、と捉えて頂けるとわかりやすいと思います。それでは早速見ていきましょう。

■人生を変えたいなら、決断のしかたを変えるのが最速の近道

 いま私たちが置かれている状況というものは一体どこからやってきて、どういった要因で決まるのでしょうか。本書によれば、これらは偶然の産物ではないといいます。たとえば、たまたま誰かと出会ったとか、特に大きな理由もなくどこかを訪れたということはあるかもしれません。しかし、その出会った誰かと関係を築いていこうという決断をするのは自分自身ですし、ある場所を訪れるために移動するのも自分自身です。こうやってその流れを考え直してみると、私たちが今いる立ち位置というのはただ偶然の賜物ではなく、自分自身が決断してきたことの積み重ねだということがわかりますね。

 そうすると、私たちはそれぞれ固有の決断パターンに導かれて現在の状況に置かれているといえますから、これからの人生の在り方を変えようと思ったときには、まず決断のしかたを変えるのが近道であるといえそうです。

 人の決断とは、顕在意識で繰り返し行われている思考を潜在意識が受け取り、そしてそれを実現しようという行為なのだそう。だとすれば、決断のおおもとにある顕在意識をきちんと休ませることは、誤った決断を減らすことに繋がります。この顕在意識を休ませるために必要で有効な方法として本書が挙げるのが“瞑想”です。

瞑想は、心を休める、思考を休憩する、心のエクササイズです。

 思考を休めたあとの意識の明晰さは、多くの人が感じたことがあると思います。本書では、頭をからっぽにするための瞑想の練習法もやさしく説かれています。

■幸せの正体を知れば、人生は見違えるほど良いものになる

 あなたにとっての「幸せ」とは何でしょうか。お金持ちになることですか。それとも素敵な人と出会って交際することでしょうか。今挙げた「お金」や「素敵なパートナー」はいずれもあなた自身にとっては「外的な要因」です。人生でうまくいかない人は、おおかたこのような外的な要因に振り回されがちだそうです。自分の外部で起こる出来事と自分自身の幸せを短絡的に直結させるのではなく、本当の幸せは自分の「内面・心の中」にあるものなのだと意識をすることで、少しずつ人生が良くなっていくといいます。

 たとえば、ある人にとっての「幸せ」が、経営している会社を東証1部に上場させ売上は億超えを目標としチェーン店拡大を意味するとします。それに対して、今生きているだけで「幸せ」という人もいるでしょう。人によって幸せの形はさまざまです。けれども、あまりにも高い目標を掲げるあまり、そこにストレスを感じて幸せ本来の意味を見失ってしまうことがあるのは、皆さんも感じたことがあるのではないでしょうか。さあ、どちらが本当の意味での「幸せ」でしょうか。どちらか一方だけが幸せだという選択のしかたは乱暴かもしれませんが、先の例でいえば、高い目標にストレスを抱えている人は、たとえば自分の会社を持てているだけで幸せだと考えると、人生そのものも、人生の捉え方も変わってくるように思います。

 本稿ではここまで、決断のしかたと幸せの捉え方について皆さんと一緒に考えてきました。どのような決断をするか、幸せをどう捉えるかは、皆さんの自由の領域に属します。皆さんにお伝えしたいのは、常に他の決断の可能性もあること、また幸せの捉え方は一義的ではないことです。さまざまな決断の自由と、その意義を心に留めておくだけで、きっと皆さんの人生が良い方向へと走り出す転換点を迎えることでしょう。

文=ムラカミ ハヤト