なぜ島耕作一は出世できるのか?「7つの能力」を分析してみた。

アニメ・マンガ

2018/7/16

 叩き上げで、日本を代表する大企業のトップに上り詰めた島耕作。“スーパーサラリーマン”として、世界を股にかけて数々の功績を残してきた彼だが、その裏にはいったいどのような能力、人々との出会いがあったのだろうか。

その1.最強のプラス志向

1.最強のプラス志向
『部長 島耕作』「STEP143」

 島の原動力は「プラス志向」だ。これは学生時代から島の長所であり、何事も成長の糧になる経験だと捉え、絶対に腐らず、へこたれない。京都の工場や福岡の販売センターに左遷されたときも前向きに仕事をして周囲の信頼を得ていったし、貿易会社やレコード会社に出向したときも、すぐに気持ちを切り替えて成果を出していった。

 

その2.やわらか頭

2.やわらか頭
『係長 島耕作』「STEP44」

 主任時代の島は、出世に興味がなく、自由気ままに仕事をしたいと考えていた。しかし、様々な男を見てきたバーのママから「段取り・コメント・いいとこ取り」が出世する男の条件だとレクチャーされ、島はこの3つができているとお墨付きをもらう。さらにママは島の「やわらか頭」を評価し、将来の出世を予言した。

 

その3.決断と行動

『部長 島耕作』「STEP50」
『専務 島耕作』「STEP36」

 上に立つ人間に求められるのが、的確な判断と迅速な行動だ。部長時代にサンライトレコードの経営再建を任された島は、経費削減、マーケティング強化、制作の外部委託など大幅な改革を決断し、即座に実行。中でも五洋電機のM&Aにおいてはライバル企業ソムサンとの水面下での激しい情報戦において冷静かつ素早い決断を連発した。

 

その4.リーダーとしての正義感

『係長 島耕作』「STEP8」
『部長 島耕作』「STEP135」

 一部の権力者や陰険な上司からは煙たがれるが、下からは抜群に好かれるのが島である。上司の不正行為を告発したり、時にはヤクザの脅しにも屈しない姿に、部下たちはある種ヒーローのように島を信頼する。他人のミスでも平気で自分もかぶるような正義感は、一匹狼を貫く島に多くの味方を作り出すきっかけとなった。

 

その5.豪運と危機察知能力

『専務 島耕作』「STEP56」
『部長 島耕作』「STEP115」

 社長就任の際、島は「タイミングと運がよかった」と語っているが、実際、島ほど強運の持ち主もいない。恋人が大株主の娘だったり、街角でコスモス映画社のオーナーと知り合うなど、常に運が味方する。このチャンスを見逃さないのも一種の能力だ。逆に悪い運も引き寄せるのだが、島は「嫌な予感がする……」と察知する能力を持つ。

 

その6.時には裏工作も……

6.時には裏工作も……
『部長 島耕作』「STEP41」

 正義感が強くクリーンなイメージの島だが、実は策士でもある。探偵の木暮に依頼して情報収集したり、裏工作をする場面も多く、敵方がスパイや盗聴といった卑怯な手を使っていれば、「目には目を」とばかりに対抗手段をとる。孫鋭の息子が誘拐されたときは、曽烈生に頼み、中国マフィアの力によって事件を解決したこともあった。

 

その7.語学力

7.語学力
『ヤング 島耕作』「STEP12」

 ESSで鍛えた島の英語力はかなりのもの。初の海外勤務でアメリカ人女性と恋仲になるほどだからネイティブレベルだと考えられる。語学の才能に優れ、中国赴任時もすぐに日常会話レベルの中国語が理解できるようになった。

文=大寺 明、ダ・ヴィンチ編集部