「いい女」はレジで〇〇〇を見ない。1秒で美人度をアップする63の秘密

暮らし

2018/7/1

『いい女のしぐさ』(中谷彰宏/大和書房)

「いい女」と聞いて、あなたはどのような女性を思い浮かべるだろうか。コドモだった時の私は、単純に外見のいい女性のことだと思っていた。少し経つと今度は、男性を翻弄する小悪魔的な女性をイメージするようになった。それから凛とした女性像に憧れたりしつつ、今では、豊かな人生経験と深みをもつ女性のことを思うようになった。

 だがそのどれもが決定打に欠ける気がしていた。それが、ある本のタイトルを見たときに「これだ」とハッとした。それが『いい女のしぐさ』(中谷彰宏/大和書房)である。

 これまで出逢ってきた「いい女」たちはみな、美しい空気をまとっていた。顔立ちや年齢とは関係なく、遠目で見てもなお彼女たちの佇まいは魅力的で、いま思えば、その美を形づくっていたのは個々の「しぐさ」だったのだ。

 本書には、63項目にわたって美しいしぐさのポイントが紹介されている。気軽に取り入れられて即効性のある内容からいくつか紹介しよう。

■目でなく、胸で見よう

雑な人は、初めて都会に出てきたときのようにキョロキョロしています。(略)
キョロキョロするのは、利益が先行する時です。
敵に襲われそうになったり、恐怖が先行する時もキョロキョロします。
視野が広い人は、ゆったり全体を見ています。
視野が狭い人は、見ているポイントが小さいのです。

「胸で見る」というこのしぐさ、実際にやってみると、まず背筋が伸びる。そしてゆったりと視野が広くなる。このゆとりがオーラやエレガンスにつながるように思う。

■いい女は、密着して、座れる

「え、ちょっとお色気系?」と意外に思ったこの項目。しかしそれは誤解だった。

一緒にタクシーに乗った時に、いい女は同行者と密着して座ります。
雑な人は、相手に迷惑ではないかと考えて、極端に離れます。
「そんなに離れなくてもいいだろう」と言いたくなります。
雑な人は、遠慮が過剰で気を使い過ぎです。

 過剰な遠慮は相手を委縮させる。相手を信頼してリラックスすること。それができるのもいい女だ。

■スマホで話しながら、お会計をしない

 なにげないしぐさにこそ、その人の本質が出る。

レジでお会計の時に、別のことをするのはNGです。(中略)
電話の最中に自分の番になって、通話相手に「あ、ちょっと待って」と言って「〇〇と△△」と注文して、「それでね」と通話しながらレジのお支払いをします。
こういう人は、お店の人から見ても、並んでいる人から見ても横柄な態度に映ります。
レジで待つ時に、何もしないでにこやかに待てるのがいい女です。
雑な人は、何かしないと間が持たないのです。

 この項目は、普段の生活でも「目の前の“あなた”」をいかに大切にできるかということを問うている。買う側、売る側、誰にでも心や感情がある。それが分かるいい女はレジでスマホを見ないのだ。

 上記の他、エレガントな印象を醸し出す「きれいなしぐさは、ヒジが上がっている」「イヤリングをクロスで、はずす」など具体例が多数紹介されている。

 本書は、美しいしぐさに必要なのは、まずは他者を大切にする心ということを教えてくれる。安易なモテテクや重い自己啓発はここでは不要だ。

 しぐさは一瞬で変えられる。スマホやPCを見ている今、まず背筋を伸ばして周囲に意識を広げてみよう。その瞬間、あなたは間違いなく「いい女」になっているはずだ。

文=桜倉麻子