月3千円の少額積立で、話題の仮想通貨投資にチャレンジ! 実際の手順を公開

ビジネス

2018/7/12

『はじめてでもうまくいく 3000円を積み立てる仮想通貨入門』(頼藤太希/スタンダーズ)

 日本のメガバンク3行も市場に参入することが発表され、話題と期待の尽きない“仮想通貨”。きっと今このタイミングで、「仮想通貨の基礎知識を知りたい」「無理のない投資額なら、利用してみたい」「でも、よくわからないし、売買のタイミングとかで悩みたくない」…と考えたり悩んだりする人も多いだろう。

 そんな仮想通貨ビギナーたちをサポートしてくれる心強い1冊が『はじめてでもうまくいく 3000円を積み立てる仮想通貨入門』(頼藤太希/スタンダーズ)だ。

 ファイナンシャルプランナーである頼藤氏による本書は、仮想通貨の基礎知識から、買い方・売り方、していいこと・悪いことなど、仮想通貨ビギナーたちがまず学ぶべきことが、ステップごとにわかりやすく書かれた「仮想通貨投資ガイド」だ。中でも、本稿で紹介するのが、ビギナーにたちに著者がオススメする投資法「月3000円で行う積み立て式投資」である。

 積み立て投資とは、「長期間をかけて徐々にお金を増やす投資法」とのこと。最低でも3年間は売る(利益を確定させる)ことは考えず、じっとガマンして投資を続ける必要がある。著者はこう記す。

月3000円ずつ積み立てしていくと、元本は1年で3万6000円、3年で10万円を突破します。まずはこのくらいの金額を目指して取り組んでみることをおすすめします。

「すぐに売って利益を出したい人」には不向きだが、仮想通貨ビギナーという人、無理なく仮想通貨投資を実践したい人、仮想通貨に関するいろんな知識を深めつつ売るタイミングや利益については後からじっくり考えたい人、などには最適の投資法だろう。

 具体的な手順の前に、仮想通貨取引所について簡単に記しておこう。仮想通貨は銀行ではなく、仮想通貨取引所で売買が行われるため、数ある取引所の中から選び、取引口座を設けなければならない。本書では主な仮想取引所が紹介されているが、この「積立式」ベースで考えると、著者のイチオシは「Zaif(ザイフ)」という仮想通貨取引所だという。積み立て投資が自動でできる「Zaifコイン積立」というサービスがこつこつ少額ずつ積み立てることに向いているそうだ。そこで、ここではこのサービスを使って月々3000円の投資を行う方法を簡単に紹介してみたい。

手順1:仮想通貨取引所にユーザー登録をする
 本書では、ユーザー登録の仕方が、サイトからのキャプチャ画像入りでていねいに解説されているので、初めての人でもわかりやすい。ユーザー登録をして、仮想通貨を売買するための決済口座を設ける。

手順2:定期的に自動引き落としされる投資資金を用意しておく
「Zaifコイン積立」では、毎月27日に指定した金融機関口座から、一定額(ここでは3000円)が自動引き落としされ、ユーザーの決済口座にプールされる。そのため、自分でいちいち入金する手間は省かれる。引き落としのかかる金融機関の口座残額には注意しておこう。

手順3:どの仮想通貨をいくら買うのかを指定する
 ここからが本番。「Zaifコイン積立」で買うことができる仮想通貨は「ビットコイン、イーサリアム、ネム、モナコイン」の4種類。本書を参考にしながら、投資する仮想通貨と投資金額(3000円以内で)を指定すれば、いよいよ仮想通貨投資が始まる。

手順4:仮想通貨を売る(利益を確定させる)
 前述したように、まず3年間は売ることは考えずに、こつこつ投資額を積み立てる。3年後以降に、どんなタイミングで売るといいのかについて、本書には豊富なアドバイスがあるので、そちらを参照してほしい。

手順5:利益が出たら税金を払う
 仮想通貨で利益が出ると、その収入に応じて所得税や住民税がかかる。本書には、確定申告が必要な場合の詳細も書かれているので、利益を手にして喜ぶだけでなく、この部分もぜひ確認してほしい。

 さて、ガイダンスに従えばこのような5つのステップで、仮想通貨デビューは意外にも簡単に踏み出せる。投資する仮想通貨を選ぶ際には、その仮想通貨の背後にどんな世界情勢が関わっているかなども見えてくるだろう。また、仮想通貨を支える「ブロックチェーン技術」は今後、メガバンクなどの金融機関を筆頭に、社会のさまざまなシーンに影響を与え、活用される見込みだ。少額ずつでも仮想通貨に関わることで、「財テク」も「社会情勢の勉強」もしたいという方にはおススメの1冊だ。

文=町田光