あの骨は本物だったのか? 幼き日々の思い出の色が塗り替えられた瞬間、事件は始まる――推協賞作家・宇佐美まこと『骨を弔う』

文芸・カルチャー

2018/7/18

『骨を弔う』(宇佐美まこと/小学館)  心の中を覗いてみれば、誰にだって幼い頃に体験した小さな冒険の記憶があるだろう。いつもはやらないことを、親たちには内緒で、こっそりやってみる。大人には他愛ないことでも、子供にとってはきらめく勲章だ。  だが、そんな牧歌的な思い出が、恐ろしい犯罪の一側面だったかもしれないことに突然... 続きを読む