<ダイエット、安眠レシピ> 猛暑を乗り切る! 2食材でつくる「スムージー」【作ってみた】

食・料理

公開日:2018/7/22

『まいあさスムージー』(検見崎聡美/世界文化社)

 7月だというのに、都内では連日35℃を超えるような猛暑が続き、すでに体がバテている人も多いのではないでしょうか。そんな中、今年はアイスクリームやかき氷はもちろんのこと、お店では“スムージー”が売れているんだとか。たしかに、あの冷たいのどごしは、この猛暑にはありがたいですよね。でも、わざわざお店で飲まなくても、家庭で簡単に作れるスムージー。

『まいあさスムージー』(検見崎聡美/世界文化社)には、簡単に作れておいしいスムージーレシピが101品も紹介されています。またレシピは、少ない食材だけで作れるものから、美肌、代謝アップ、体と心に効くものなど、女性が気になる効果別に分かれているので、その日の気分や体調に合わせてぴったりなレシピを選ぶことができます。

 どうせ飲むなら、少しでも体に良い効果があるものを摂り入れたいですよね。そこで、この中から、たった2食材で作れる、代謝アップ、安眠に効果的なスムージーという3品を実際に作ってみました。

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1、たった2食材で作れる「バナナきゅうり」(P.22)

 皮をむき輪切りにしたバナナ、きゅうりと、レモン汁、水をミキサーに入れて撹拌すれば完成。

 1品目は、バナナときゅうりという2食材だけで作れるレシピです。バナナはスムージーにはよく使われる定番中の定番食材ですが、今回はこれにきゅうりをプラスして作ります。きゅうりというと、かなり青臭いイメージがありますが、スムージーにしてしまうと、驚くほどきゅうりの香りはせず、さっぱり感はしっかり残っていて、ライトな味わいに。色も、夏らしい爽やかな黄緑で、見ているだけで涼しくなれます。

 普段きゅうりを食べない6歳の息子も、きゅうりが入っていることを知っていながらも、おいしいとグビグビ飲んでいました。ちなみにバナナは、体や脳のエネルギーになる糖質が豊富なので、朝食や運動前後に飲むのがオススメです。

2、代謝アップに効果的な「小松菜クレソンオレンジ」(P.122)

 3cm長さに切った小松菜、クレソンと、薄皮つきのままのオレンジをミキサーに入れて撹拌すれば完成。

 2品目は、夏に嬉しい、代謝アップに効果的なレシピです。アクが少ないので、生で使うスムージーにはぴったりの小松菜ですが、冷え解消にも効果があるとされ、体を温め、代謝をアップさせてくれるので、やせたい人にはぜひ手に取ってほしい食材の1つです。そんな小松菜と、少しクセがあるクレソン、爽やかな酸味を与えてくれるオレンジを一緒にすると、見た目はなかなか飲むのに勇気がいる色になりましたが、飲んでみると、意外にもクセはなく、こちらもさっぱりとした一品でした。

 ちなみに、スムージーをダイエットにつなげるコツとしては、噛むように味わいながらゆっくり飲む、常温に近づける、いろいろな野菜やフルーツを使うことだそう。これにより、腹持ちがよくなって、楽にやせられるんだとか!

3、寝苦しい夜に「トマトレタスヨーグルト」(P.136)

 1.5cm角に切ったトマト、レタスと、ヨーグルト、レモン汁をミキサーに入れて撹拌すれば完成。

 3品目は、毎晩暑さでぐっすり眠れないという人にぴったりな、安眠レシピです。レタスに含まれる「ビタミンB1」が心身の疲れをとって、リラックスさせてくれる効果があり、そこにトマトやヨーグルトが加わることで、酸味がありつつ、マイルドな口当たりがするスムージーになりました。色は、キレイなオレンジ色で、見ているだけで穏やかな気持ちになれます。寝苦しい夜が続いていますが、せめてこのスムージーで、ほっと穏やかな気持ちになって、快適な眠りにつけますように。

 ここで紹介したレシピ以外にも、美肌、美腸、冷え改善、貧血予防など、女性ならどれも気になる項目ばかりが紹介されています。そんなスムージーを毎日続けるコツとしては、食材は事前に切っておくこと、冷凍食材を活用することで、これをやれば、無理なく用途や目的に応じたスムージーを作ることができます。

“マイスムージー”を見つけて、この暑さを乗り切ろう

 本書には、様々の種類のレシピが紹介されていて、それだけでも十分毎日楽しめますが、さらにスムージーでうれしいのは、「食材の組み合わせは自由」というところ。ベースの組み合わせがあったとしても、そこに違う材料をちょい足ししたりすれば、レシピの幅もさらに広がります。いろいろな組み合わせを楽しんで、ぜひお気に入りの“マイスムージー”で、今年の夏を上手に乗り切ってください。

文=JUNKO